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アユタヤで昼寝

アユタヤ在住。海外転出しての、アメージングなタイ王国での暮らしの日々を‥‥‥

ついに クーデター

2014-05-22 23:59:37 | 日記
ついに、クーデターとなりました。プラユット陸軍司令官が招集していた、政府首脳、タクシン派政党、タクシン派デモ隊、野党党首、反タクシン派デモ隊、等による話し合い2日目の今日(22日)14時から2時間後に、話し合いでは無理との判断で、上記の関係者を拘束して、16時にテレビで、国軍と国家警察からなる「国家平和秩序維持評議会」が国家運営の全権を掌握する。と発表しました。
そのあと、テレビは静止画像となり、音楽のみ流しています。時々、軍の報道官が出て来て広報を流します。衛星チャンネルの100局位がこの状態です。ラジオも同じくです。‥‥‥やれやれ。
そして、夜間外出禁止令を全土に。22日22時から23日5時までです。(セブンも閉めます)学校も22日から25日まで休校とされました。集会も禁止され、反タクシン・反政府のデモ隊は自主的に解散しましたが、タクシン派のデモ隊は反対したので、軍が強制的に解散させたとのことです。(その際威嚇発砲をしたとか、空砲を打ったとか言われています)
タイ王国では統帥権は国王様にあるので、軍は国王様の僕(しもべ)です。(公務員は全てそうなのです。で、頭が高いのです。公僕じゃないから、お前等の為に働いているんじゃ無いぞ、となるのです)
ですから、普通の軍事クーデターの様に自分達が国を乗っ取って、ということにはなりません。あくまで、混乱を収拾してきちんとする(国王様の為に)のが目的です。
武器の摘発とか、過激な者の逮捕とかが始まっています。今まで警察では出来なかった、いや、やらなかった事が始まっています。
この後は、暫定首相の選定、選挙制度などの政治改革、そして下院議員選挙を経て、新しい首相の選定となって行くでしょう。‥‥‥‥でも、きちんとした制度改革をしないと、またまたタクシン派が多数派となり同じ事の繰り返しが始まります。
結局の処は、教育が進んで、生活も安定して、その日暮らし的な生き方でなく、先の事が考えられるようになれば、バラマキ政策に引っ掛たりせずに、きちんとした投票が出来る様になると思うのですが。市価の4割り増しでの米の政府買取制度なんて、その典型と思うのですが‥‥‥‥。
日本のように閉塞感が漂っている国じゃないので、うまく発展して行けば豊かになれると思うのですが。まだまだこれからですね。


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タイ全土に戒厳令

2014-05-21 23:58:50 | 日記
戒厳令がタイの全土に発令されました。20日の3時の事です。プラユット陸軍司令官がテレビで6時に発表しました。
これでデモ隊はタクシン派も反タクシン派も移動が出来ません。治安維持は警察から軍に移り、バンコク近郊からの警察の応援部隊は引き上げです。デモにかかわる爆弾や銃撃は、軍の展開によって抑えられるので、バンコク都民は歓迎ムードです。
昨年11月以来25人死亡、782人負傷という状態なので、遅いくらいだと思います。警察にはこれを抑えたり捕まえたりする事が出来なかった訳ですから。
タクシン派と反タクシン派が運営しているテレビ局も、報道の規制を受けていますが、これも当たり前の状況でしょう。
さて、この後が問題ですが。未だ手詰まりです。
下院議員の総選挙をすれば、タクシン派が多数を取ります。それがタクシン派にもよく判っているので、彼らは民主主義を唱えて総選挙を迫っています。かたや、反タクシン派もそれは判るので、彼らは選挙によらない政権を求めています。
今回は軍が間に立って話し合いの場を作っているのですが、まず纏まらないでしょう。基本的には、政権運営による利権を巡っての主導権争いですが、タクシン派の方がやる事が汚ない上に暴力的でもあると思います。タクシン ファミリーで政治家・官僚のポストを占めて、いわば独裁政権を目指しているのですが、やり方が露骨なので、敵を多く作ってしまっているのです。まあ新興財閥なので仕方が無いのでしょう。
そして、この国にも、やはり、リーダーとなれるしっかりとした政治家が居ないようです。残念なことです。あとはなんとかしてみんなが纏まっていけるような首相を選ぶしか無いのでしょう。とりあえず今の所は‥‥‥‥。



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インラック シナワット (5)

2014-05-19 23:14:02 | 日記
インラック シナワット。タイ王国初の女性首相。
タクシン シナワットのファミリー企業を渡り歩き、AIS社長、ACアセット社長の後、国外逃亡中の兄タクシンの代わりとなるべく下院議員選挙に出て、当選。首相となる。
しかし、タクシンの恩赦法案を提出して下院で強行採決してしまった為に、デモ攻撃を受ける事に。法案は上院で否決され、世論の反対も有るので下院での再可決はせず、廃案としたのですが‥‥‥辞職を求めるデモが続き、総辞職はせず下院の解散で総選挙に打って出たのですが、デモ隊に選挙のボイコットと妨害をされて、結果、憲法裁判所で選挙は無効との判決になってしまい‥‥‥最終的には憲法裁判所で、過去の人事問題についての違憲判決を下されて失職となりました。
恩赦法案については勿論ですが、米担保融資制度で米を市価の4割高で買い取るという、無茶苦茶な事をしたという点も失政として責められるべきと思います。また、総辞職せずに下院解散・総選挙という選択をした事も、現在の混乱の元を作り出したとして責められるべきであろうと思います。
ほんま、この後、どないしてくれるんや?

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インラック シナワット (4)

2014-05-18 23:45:30 | 日記
インラック シナワット、1967年6月21日チェンマイ県サムカムペーン生まれ。9人兄妹の末っ子。国外逃亡中の兄(タクシン シナワット)にかわるべく、下院議員選挙に出て当選、タイ王国第36代首相となる。(2011.8.8)
ところが就任後しばらくすると、あの40年ぶりとか言う大洪水が‥‥‥‥確かに雨は多かったのですが、ダムに水を一杯に貯めていた為と言う人災の要素も大きかったのです。管轄は農業大臣。アホだったんでしょうね。
アユタヤからバンコクにかけて、工業団地が軒並みの水没です。その後は、バンコク中心部を守る為のゴタゴタが‥‥‥‥インラック首相が泣きそうになっての会見とかも。
そして、洪水もなんとか過ぎ去って、わりと順調だったのですが、上院議員の全員公選制の法案とタクシンの恩赦法案を提出して下院で強行採決してしまった為に、デモ攻撃を受ける事態に。総辞職はせずに下院の解散・総選挙で乗り切ろうとしたが、最終的には憲法裁判所で、過去の人事問題について違憲判決を下されて失職。
お疲れ様でした。現在は地元チェンマイに戻って、支持者に熱烈歓迎を受けているとか。
この後どうなるんでしょうね?


インラック シナワット (3)

2014-05-17 23:59:53 | 日記
インラック シナワット、チェンマイ大学卒、ケンッタキー州立大学修士、タクシン ファミリー企業の役員等を経て、AIS社長、のちACアセット社長(AIS‥‥携帯電話、ACアセット‥‥不動産)
2011年7月3日下院選挙でタイ貢献党より首相候補として立候補、当選。8月8日首相就任。2014年5月7日憲法裁判所にて、高級官僚の人事について憲法違反判決を受けて失職。
在任中、2年で56回以上もの外遊をして、3億バーツ以上の費用を使う。(エッ、首相って三日やったらやめられんてか?)
兄のタクシン元首相は禁固2年の有罪判決を受けて、資産の一部、766億バーツを凍結されている。現在海外逃亡中の身である。


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