【原文】
これも仁和寺の法師、童の法師にならんとする名残とて、おのおのあそぶ事ありけるに、酔ひて興に入る余り、傍なる足鼎を取りて、頭に被きたれば、詰るやうにするを、鼻をおし平めて顔をさし入れて、舞ひ出でたるに、満座興に入る事限りなし。
しばしかなでて後、抜かんとするに、大方抜かれず。酒宴ことさめて、いかゞはせんと惑ひけり。とかくすれば、頚の廻り欠けて、血垂り、たゞ腫れに腫れみちて、息もつまりければ、打ち割らんとすれど、たやすく割れず、響きて堪へ難かりければ、かなはで、すべきやうなくて、三足なる角の上に帷子をうち掛けて、手をひき、杖をつかせて、京なる医師のがり率て行きける、道すがら、人の怪しみ見る事限りなし。医師のもとにさし入りて、向ひゐたりけんありさま、さこそ異様なりけめ。物を言ふも、くゞもり声に響きて聞えず。「かゝることは、文にも見えず、伝へたる教へもなし」と言へば、また、仁和寺へ帰りて、親しき者、老いたる母など、枕上に寄りゐて泣き悲しめども、聞くらんとも覚えず。
かゝるほどに、ある者の言ふやう、「たとひ耳鼻こそ切れ失すとも、命ばかりはなどか生きざらん。たゞ、力を立てて引きに引き給へ」とて、藁のしべを廻りにさし入れて、かねを隔てて、頚もちぎるばかり引きたるに、耳鼻欠けうげながら抜けにけり。からき命まうけて、久しく病みゐたりけり。
【相馬弁】
これまだ、仁和寺の坊さんの話だげんちょも、(SBKでも、ずいぶん前に「第52段 仁和寺にある法師」やったど!)
小坊主が坊さんになっから、っつうごどで、みんなで宴会して、芸を披露してだ時゛、酔っ払って、おだってハ、近ぐさあった鼎(かなえ)を頭゛さ 被ったヤヅいでヨ~、
(あ・・・「鼎」っつうのは、
↑
・・・・こんな、三本足のヘンなヤヅな!)
この鼎、逆゛さにして・・鼻ドなんかは引っ掛がっら、ギュウ~っと押して顔をムリクリ押し込んで被って、踊ったもんで、みんなバカウケだった!!
謎の金属魔人、出現!!みでぇな感じで。
んで、踊り疲っちぇ、「はで、んじゃ、鼎、脱ぐが!」って引っこ抜ぐ気したっけ、
・・・ダメだ!抜げね!・・・ってなったもんで、
みんな、「ヤベェ!」って思いながらも いろいろやってだっけ、
首の周りの皮 破げで、血だら真っ赤になったくれにしてハ・・・・。
んで、ほのうぢ、首んトゴ腫れできたもんだがら、隙間ふさがっちまって、なんだが苦しそうだべした!
よしっ!ほんじゃ、しっ叩゜だいで、割っつぁぐべ!!
…っつって、 しっ叩゜だいでみだげんちょ・・・ほんなに簡単に割らいるもんでねぇ~!
・・・っつうが、しっ叩゜だぐじど、「ガァ~~ン!!」って音゛やがましくて、あやまっちまぁ~~~!!
・・・っつうゴドで、しょーがね~がら、三本ツノ(・・・鼎を逆さにして被ってっから、三本ツノあるみでぇ~な状態だがんな。)の上さ、うわっぱりみでなの引っ掛げでやって、手ぇ引っぱってやって、杖つかせで、医者さ せでったんだ。
医者さ行ぐ途中、通行人みんながら、「なんだ?あいづら?」って目で見らいっから、げ~ぶん悪ィごどヨォ~~~。
んで、・・・医者さ行って、ホイヅが医者ど向かいあってる光景っちゃ異様だったど。(なんせ、ヘンな鉄仮面三本ヅノ星人だもんな)
ほんで、三本ヅノ星人は、なんぼ喋っても、鼎ン中で音゛こもっちまぁ~がら、ナニ言ってっか わがんねべし、
医者も、
「こんな症状、本にも載ってねぇ~し、前例もねぇ~がら、・・・なじょしたらいいが、さっぱし わがんね!」・・だどよ。
しょ~ねがら、ほのまんま仁和寺さ帰ってきて、友達だり、としょった母親が枕元で泣いだりしてんだげんちょ、三本ヅノ鼎星人は、聞いでんだが、聞いでねぇ~んだが、わがんねがった。(なんせ、顔 見えねぇ~し・・・)
ま、ほんなゴドしてるうぢ、誰かが、
「よしっ!かまね!!耳だの鼻ドなんか、ちんとぐれ もぎっちぇも、死にはしねべ!
さすけね!思い切って、みんなで、引っぱってみっぺ!!」
・・・っつうゴドで、とりあえず金属部んトゴさ肌 あだんねように、首んトゴさ、藁 あでがって、
みんなで、「せ~の!」で、、、首、もぎれんであんめ!っつうぐれ むさんこになって引っ張ったっけ、
・・・・・・耳ど鼻ドは、、ちんと もぎっちゃ部分もあったげんちょ・・・とりあえず、
鼎は引っこ抜げだ!!
ま・・・ほの男゛、なんとが命びろいはしたげんちょも・・・ほの後も しばらぐ がおってだ、っつう話だ。
【教訓】:酒飲みン時、おだって、ヘンなゴドすっと、とんでもねぇ~ゴドになっかんな!!・・・っつうゴドだ!!
ほんじゃ!!(^o^)v-~~~
←1日1回、ポチっと田飲む・・・いや、頼むどぉ~~!!
//////////////////////////////【CM】//////////////////////////////
【おまけ】
※この研究所内で使用されているコトバで、わがんね~コトバがあったごんじゃら、コゴさ行って、自分で調べるように!!
↓
※コゴ押せばトップページさ戻れっと→
↑
※「なかのひと」調査中!!
<script src="http://ax3.itgear.jp/yh7kage/1/ax.js"></script>
<noscript></noscript
これも仁和寺の法師、童の法師にならんとする名残とて、おのおのあそぶ事ありけるに、酔ひて興に入る余り、傍なる足鼎を取りて、頭に被きたれば、詰るやうにするを、鼻をおし平めて顔をさし入れて、舞ひ出でたるに、満座興に入る事限りなし。
しばしかなでて後、抜かんとするに、大方抜かれず。酒宴ことさめて、いかゞはせんと惑ひけり。とかくすれば、頚の廻り欠けて、血垂り、たゞ腫れに腫れみちて、息もつまりければ、打ち割らんとすれど、たやすく割れず、響きて堪へ難かりければ、かなはで、すべきやうなくて、三足なる角の上に帷子をうち掛けて、手をひき、杖をつかせて、京なる医師のがり率て行きける、道すがら、人の怪しみ見る事限りなし。医師のもとにさし入りて、向ひゐたりけんありさま、さこそ異様なりけめ。物を言ふも、くゞもり声に響きて聞えず。「かゝることは、文にも見えず、伝へたる教へもなし」と言へば、また、仁和寺へ帰りて、親しき者、老いたる母など、枕上に寄りゐて泣き悲しめども、聞くらんとも覚えず。
かゝるほどに、ある者の言ふやう、「たとひ耳鼻こそ切れ失すとも、命ばかりはなどか生きざらん。たゞ、力を立てて引きに引き給へ」とて、藁のしべを廻りにさし入れて、かねを隔てて、頚もちぎるばかり引きたるに、耳鼻欠けうげながら抜けにけり。からき命まうけて、久しく病みゐたりけり。
【相馬弁】
これまだ、仁和寺の坊さんの話だげんちょも、(SBKでも、ずいぶん前に「第52段 仁和寺にある法師」やったど!)
小坊主が坊さんになっから、っつうごどで、みんなで宴会して、芸を披露してだ時゛、酔っ払って、おだってハ、近ぐさあった鼎(かなえ)を頭゛さ 被ったヤヅいでヨ~、
(あ・・・「鼎」っつうのは、
↑
・・・・こんな、三本足のヘンなヤヅな!)
この鼎、逆゛さにして・・鼻ドなんかは引っ掛がっら、ギュウ~っと押して顔をムリクリ押し込んで被って、踊ったもんで、みんなバカウケだった!!
謎の金属魔人、出現!!みでぇな感じで。
んで、踊り疲っちぇ、「はで、んじゃ、鼎、脱ぐが!」って引っこ抜ぐ気したっけ、
・・・ダメだ!抜げね!・・・ってなったもんで、
みんな、「ヤベェ!」って思いながらも いろいろやってだっけ、
首の周りの皮 破げで、血だら真っ赤になったくれにしてハ・・・・。
んで、ほのうぢ、首んトゴ腫れできたもんだがら、隙間ふさがっちまって、なんだが苦しそうだべした!
よしっ!ほんじゃ、しっ叩゜だいで、割っつぁぐべ!!
…っつって、 しっ叩゜だいでみだげんちょ・・・ほんなに簡単に割らいるもんでねぇ~!
・・・っつうが、しっ叩゜だぐじど、「ガァ~~ン!!」って音゛やがましくて、あやまっちまぁ~~~!!
・・・っつうゴドで、しょーがね~がら、三本ツノ(・・・鼎を逆さにして被ってっから、三本ツノあるみでぇ~な状態だがんな。)の上さ、うわっぱりみでなの引っ掛げでやって、手ぇ引っぱってやって、杖つかせで、医者さ せでったんだ。
医者さ行ぐ途中、通行人みんながら、「なんだ?あいづら?」って目で見らいっから、げ~ぶん悪ィごどヨォ~~~。
んで、・・・医者さ行って、ホイヅが医者ど向かいあってる光景っちゃ異様だったど。(なんせ、ヘンな鉄仮面三本ヅノ星人だもんな)
ほんで、三本ヅノ星人は、なんぼ喋っても、鼎ン中で音゛こもっちまぁ~がら、ナニ言ってっか わがんねべし、
医者も、
「こんな症状、本にも載ってねぇ~し、前例もねぇ~がら、・・・なじょしたらいいが、さっぱし わがんね!」・・だどよ。
しょ~ねがら、ほのまんま仁和寺さ帰ってきて、友達だり、としょった母親が枕元で泣いだりしてんだげんちょ、三本ヅノ鼎星人は、聞いでんだが、聞いでねぇ~んだが、わがんねがった。(なんせ、顔 見えねぇ~し・・・)
ま、ほんなゴドしてるうぢ、誰かが、
「よしっ!かまね!!耳だの鼻ドなんか、ちんとぐれ もぎっちぇも、死にはしねべ!
さすけね!思い切って、みんなで、引っぱってみっぺ!!」
・・・っつうゴドで、とりあえず金属部んトゴさ肌 あだんねように、首んトゴさ、藁 あでがって、
みんなで、「せ~の!」で、、、首、もぎれんであんめ!っつうぐれ むさんこになって引っ張ったっけ、
・・・・・・耳ど鼻ドは、、ちんと もぎっちゃ部分もあったげんちょ・・・とりあえず、
鼎は引っこ抜げだ!!
ま・・・ほの男゛、なんとが命びろいはしたげんちょも・・・ほの後も しばらぐ がおってだ、っつう話だ。
【教訓】:酒飲みン時、おだって、ヘンなゴドすっと、とんでもねぇ~ゴドになっかんな!!・・・っつうゴドだ!!
ほんじゃ!!(^o^)v-~~~
←1日1回、ポチっと田飲む・・・いや、頼むどぉ~~!!
//////////////////////////////【CM】//////////////////////////////
【おまけ】
※この研究所内で使用されているコトバで、わがんね~コトバがあったごんじゃら、コゴさ行って、自分で調べるように!!
↓
※コゴ押せばトップページさ戻れっと→
↑
※「なかのひと」調査中!!
<script src="http://ax3.itgear.jp/yh7kage/1/ax.js"></script>
<noscript></noscript
大けがになんねくて、いがったいがった。
ヨッパライつぅのはむさんこなまねすったのう。
気ぃつけねっくちゃなんめぇ。
また来ちゃいました!
影武者所長さんの事は忘れられません
あの時すっごく楽しかったから機会があったら
また逢いたいです
毎日頑張ってくださいね!
昔々 若かりし頃、いろんな情報が入ってきて
S○Xの最中、男のテクニックによって女が○痙攣おこすと
抜けなくなって病院送りだ!てなことを聞いて、
おぉーー!俺ん時゛はだいじょうぶだんべなぁ?と
テクニックもないのに心配しておりました。ハハハ。
解読できますわよ。素晴らしい!
Let it beと言い、古文と言い、
所長、名訳ですね。
Letの「うるかしとけ」って
「そうきたか」と唸りましたわ。笑。
そして「わが」横浜ベイスターズって、
相馬なのに・・・。って突っ込みもいれました。
ほんな事゛やってたら、先輩さ延髄切りやられっちまー。(足上がればだげんちょ・・・)
>ヨッパライつぅのはむさんこなまねすったのう。
「むさんこ」は相馬弁では「一生懸命」「がむしゃらに」・・・っつう意味だげんちょ、銚子方面でも同じ意味がな?(若干、ニュアンス違うが?)
◆うっちぃさんへ、
>あの時すっごく楽しかったから機会があったら
>また逢いたいです
オレもだ!!
よし!手品のタネアカシ してやっから、
ナイショ話専用メール(アドレス:kage-yh7@mail.goo.ne.jp)待ってっと!!
◆しずかさんへ、
>最後の一言でよっくど理解したど
んだ。酒飲みン時は、注意しねっかねんねな!!・・・お互いにな!
◆DADDYさんへ、
・・・SBKは中学生も読んでんだがら・・・頼むど!
んだがら、伏字にしたんだげんちょも、わがっちまうがなぁーー。ハハハ。
SBKはうっちいさんへのRe読むど、スケベ研究所かと思った。
ンだげんちょもさん久しぶりだねーー。
明日また、かぐらの稽古でもあんのが?飲み過ぎないようにね!
アタシは全くお酒はダメな下戸だけんちょも、お酒の席ではのんベ並にテンションあがっと!
よく、「ほわいと、お前シラフだべ?」って確認されんの。
んだから、アタシには通じない教訓だど(笑)
おもしろ過ぎて、なんも言えねぇ