On the Akasaka Road, in Tokyo, there is a slope called Kii-no-kuni-zaka,--which means the Slope of the Province of Kii. I do not know why it is called the Slope of the Province of Kii.
東京の赤坂んトゴの道゛さは、『紀ノ国坂』っつう坂道があって・・・『紀ノ国坂』っつうのは『紀伊の国の坂』っつう意味なんだげんちょも、な~して ほの坂が『紀伊の国の坂』なのが?・・・っつうゴドは、オレは知ゃ~ね。
(中略)
The last man who saw the Mujina was an old merchant of the Kyobashi quarter, who died about thirty years ago. This is the story, as he told it:--
ムジナを目撃した最後の人っつうのは、京橋方面の年寄(としょ)った商人で、30年くれぇ前に死んだげんちょも・・・ほの人(以下「ジッチ」という)が語゛ってだ話っつうのが、、、、
One night, at a late hour, he was hurrying up the Kii-no-kuni-zaka, when he perceived a woman crouching by the moat, all alone, and weeping bitterly.
ある晩、遅い頃、ジッチが紀ノ国坂を急いで登ってだっけ、お濠の淵んトゴで、オナゴが一人、しゃがんでで、いぎなしワンワン泣いでだんだど。
Fearing that she intended to drown herself, he stopped to offer her any assistance or consolation in his power.
身投げでもすんであんめな!・・・なんとがしてやんねっかなんねな!って思って、ジッチは足を止めだんだ。
She appeared to be a slight and graceful person, handsomely dressed; and her hair was arranged like that of a young girl of good family.
ほのオナゴは、上品な感じの人で、着てる服゛もカッコイイ感じだし、髪の毛なんかは、いがにもイイドゴのお嬢様っぽぐ なってだがんな。
"O-jochu," he exclaimed, approaching her,-- "O-jochu, do not cry like that!... Tell me what the trouble is; and if there be any way to help you, I shall be glad to help you." (He really meant what he said; for he was a very kind man.)
「お女中!泣ぐな。泣ぐなハ!・・なんだ?なじょしただ?・・・なじょしただが、オレさ言ってみぃ~。んで、オレにでぎっコドだったら、なんでもしてやっから・・・」
(このジッチはホントに親切゛な人だったがら、↑ほ~言ったんだがんな。・・・なんかヘンな下心、スケベ心があった訳ではねぇ~ど・・・多分・・・)
But she continued to weep,-- hiding her face from him with one of her long sleeves.
んだげんちょも、オナゴは泣ぎやまねがった。・・・長い袖で顔を隠しながら、泣いでだんだ。
"O-jochu," he said again, as gently as he could,-- "please, please listen to me!... This is no place for a young lady at night! Do not cry, I implore you! -- only tell me how I may be of some help to you!"
「お女中!」ってジッチは再度、なるたげ優しぐ声掛げで、
「なあ、なあ・・・オレの話、聞いでほしいんだげんちょ、、、、コゴは、オメェ~みでぇ~な若゛ぇ~おねえちゃんが居るような場所でねぇ~ど。
なぁ~、もう泣ぐなハ、・・・んで、なじょしたら、オメェ~の助けになんだが、教えでくいろ!
Slowly she rose up, but turned her back to him, and continued to moan and sob behind her sleeve.
ほ~したっけ、オナゴはゆっくり立ち上がったげんちょも、ジッチに背中を向げで、袖で顔 隠゛したまんま、ちんと泣いでるようだった。
He laid his hand lightly upon her shoulder, and pleaded:--
ジッチはオナゴの肩さ軽ぐ手ぇ~あでがって、語゛りかけた。
"O-jochu! -- O-jochu! -- O-jochu!... Listen to me, just for one little moment!... O-jochu! -- O-jochu!"...
「お女中、お女中、お女中・・・・・なあ、オレの話、チョゴっと聞いでくいよ!な、な!・・・お女中・・・」
Then that O-jochu turned around, and dropped her sleeve, and stroked her face with her hand;
・・・ほのオナゴは、クルっと、こっちを向いて、袖を下ろして、顔をなでだら、、、ほ~したっけ、オメ、な、な、なんと・・・・!!
・・・っつうゴドで、ご存知、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の『MUJINA』
オレが中学校ン時の英語の教科書にも載ってだ記憶あるな。この後の展開とかオチを知ってる人も多いどおもうげんちょ、
・・・この続きは、、、、次回だ!
ほんじゃ!!(^o^)ノ
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