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ドクターデスの遺産

2020-11-27 | 2020映画評


「ドクターデスの遺産」 深川栄洋(ふかがわ よしひろ)監督 ✗✗✗

 中山七里原作の安楽死を扱った小説を実写映画化しました。
 警察に子どもから「お父さんが殺された」と110番通報が入ります。火葬される寸前に遺体を調べることができ、なんと本当に薬物が検出されたのです。それがきっかけとなり犬養(綾野剛)と高千穂(北川景子)の刑事コンビが中心となってドクターデスなる人物の追求が始まります。
 犬養には重度の腎臓病のむすめ紗耶香がドクターデスに連絡をしてしまうのでした。

 実際に安楽死の事件が起きていて「喜ばれる行為」だったのか、「本当はもっと生きたかった」のか観客にもっと問題を投げかけるような脚本にできたのではないかと思い、ちょっと物足りなさを感じます。おもしろさとしては二人のドタバタぶりや北川のスーツアクションのかっこよさで十分楽しめますが、次回作(きっとあるよね)に期待したいと思います。
 ネタバレになるから内緒だけど「あの人」化けましたね。お見事(パチパチ)。

 タバコは、綾野剛が加熱式タバコをいつも咥えていました。病気の子どもたちのそばに行くんだからタバコ吸うな。あの子が喘息発作で亡くなったのはあのタバコの残留有害物質を吸い込んだためなのではありませんか。また、警察の上司役石黒賢がおもちゃのタバコを咥えていました。そんなにニコチンが恋しいならニコチンパッチを使いなさい。見苦しい!

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