無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

オフィシャル シークレット

2020-09-10 | 2020映画評


「オフィシャル シークレット」 ギャビン フッド監督 米英合作 ○ ☆

政府の諜報組織の職員が秘密保持の原則を破ってある秘密事項を意図的に漏らした事件を映画化しました。
2003年、英政府通信受信本部で北京語の通訳として働くキャサリン(キーラ ナイトレイ)は職務中あるメールを受け取ります。イラク侵攻を認めさせるための国連の理事国の通信を盗聴する内容でした。道義的憤りを感じたキャサリンはその情報を反戦活動家の友人に伝え彼女から新聞記者へと情報は流れ大きな報道となりました。しかし、キャサリンは秘密保持の義務を破った罪に問われるのでした。

有能な弁護士、社会悪を許せない新聞記者、そしてクルド人移民の夫たちは自らの立場を危うくされながらキャサリンのためにそれぞれのやりかたで奮闘する姿はもちろん感動的なのですが、最後にはきちんと負けを認める検察の潔さもイギリスという国の成熟した民主主義を思わせ羨ましい限りです。ぜひ見習ってほしいものだと思いました。

タバコは、なし。無煙です。
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