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「真夜中の5分前」 行定勲監督 ×××
監督は日本人ですが中国語の作品なので外国語映画になりました。
上海を舞台に、日本人の時計修理工の良(三浦春馬)と中国人の双子の姉妹(劉詩詩の二役)そして妹の婚約者(台湾の俳優、張孝全)のミステリアスな関係を、三ヶ国の共演で描きました。
良はプールでルオランに出会います。良はルオランから双子の妹ルーメイの婚約祝いの品を選んで欲しいと誘われます。それがきっかけで二人は付き合い恋仲になります。ルーメイの婚約者を加え4人で過ごすことが増えますが、ルオランが事故で亡くなってしまいます。しかし、生きているルーメイはルオランではないかと婚約者は怪しむのでした。
別々に買い物に行っても選ぶ服が同じものであったり、思い出のほとんどを共有している双子という関係の奇妙さや、一方で当事者にとっては自己があやふやになってしまうような不思議さは本人たちでないとわからない点や、また、5分という時間の持つ微妙なズレを共感できず、いまひとつ寄り添いきれない作品となってしまいました。三ヶ国が映画を通して協力し合うのは素晴らしいことだとは思いますが。
タバコは、①時計屋を訪れる客が店内で喫煙(×)、②映画監督が撮影中に喫煙(×)、③婚約者が1回は持っているだけ、2回目はちょっとだけ口にする(×)、④撮影中の映画のシーンで男女が喫煙(×)など、明らかな宣伝はしていないもののラブストーリーにしてはタバコ露出の多い作品でした。アジア諸国の方がタバコ対策は進んでいるので日本人はタバコの扱いには注意が必要です。