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無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

青くて痛くて脆い

2020-09-13 | 2020映画評


「青くて痛くて脆い」 狩山俊輔監督 ○

 「君の膵臓をたべたい」の住野よる原作の小説を実写映画化しました。
 大学生になった楓(吉沢亮)は「人を傷つけたくないし、自分も傷つきたくない」という理由でひとりでいました。秋好(杉咲花)は「世の中は変えられる」と信じていてどんな場面でも主張するため周りからはすっかり浮いていました。そんなふたりがいつしか「モアイ」という「社会を変える秘密結社」を立ち上げます。はじめはふたりであれこれ活動していましたが、先輩の脇坂(柄本佑)が賛同して仲間入りしたあたりから楓はおもしろくなくなりモアイから離れていきました。いつしかモアイは就職活動に利用されるようになり規模が拡大し別の形になっていきました。そんなモアイに憤りを感じた楓は復讐を始めるのでした。

 タイトルどおりの内容です。好きになった子が自分から離れていくことを許せず妙に回りくどい復讐を弄りだす主人公は本人が真剣なだけに客観視するとコメディのようでした。秘密結社モアイが二人から三人になりその後一気に大組織になってしまうあたりがちょっと飛ばしすぎなのではないでしょうか。

 タバコは、なし。無煙です。