
「僕が星になるまえに」 ハッティー ダルトン監督 英 ×
末期がんで余命わずかなジェームズ(ベネディクト カンバーバッチ)は3人の仲間と世界で一番好きな場所へキャンプ旅行に出かけます。特製のカートに乗って移動し、はじめは4人で和気あいあいと過ごしていましたが、時間の経過とともにいくつかのトラブルが起きます。そして、それぞれのぶつかり合いもあるのでした。はたして、彼らは目指すバラファンドル湾へたどり着くことができるのでしょうか。そしてジェームスの真の目的とは?
30歳になってしまった元少年たちの冒険旅行ですが、少年の旅と違うのは現実があるということです。ジェームスには迫る死という恐怖があり、3人もそれぞれ問題を抱えているのです。暗い話になりそうですが、途中に現れる奇妙な人々とのちょっとおかしなやり取りが救いとなり、また単なる「難病物」を超えた哲学的な作品となりました。イギリスの俳優は地味ですが役者がそろっています。
タバコはキャンプファイアーをしながらマリファナ(たぶん)を回していました。(×)