カエルが楽しく笑う庭

両生類を主体として彼等を取り巻く都会の自然環境と、投稿者のつれづれなる思い

<big>シマちゃんの大遠征</big>

2009-07-02 14:51:04 | 「笑む庭」に棲むカエル達
☆シマちゃんは無事に、立派に生きていました

Imgp4315_2写真は昨日、7月1日午前3時56分に私が撮りました。恐らく10ヶ月振りに、笑む庭を点検するみたいに歩き回るシマちゃん♂アズマヒキガエル3歳です。シマちゃんは昨年9月から行方不明だったのです。

腕と脚のシマシマ、カエルらしくない真っ直ぐな背中、背中の半分を走る白い正中線、つややかな背中、首の上の特徴あるイボイボ、まさしくシマちゃんです。

シマちゃん発見の経緯は.....

出身場所不明のイソちゃんが、6月半ばに植え込みに現れました。いまでは植え込みの主のような顔をしています。

毎朝毎夕毎晩毎夜中に、私は道路側からイソちゃんの面倒を欠かしません。他で増え過ぎているダンゴムシ虫を差し入れたり、行水の水をこま目に取替えたり、木の葉の日陰を作ったりします。

6月30日の夕刻、お地蔵様の前に見覚えのない別のカエルを見つけたときは、ビックリしました。「エッ! またカエル!」「一体どうして?」

Imgp4321_2心当たりがありました。徒歩15歩ぐらい離れた近隣の家の植え込みに、橡(トチ)の大木が生えていて、その木の根元が何年ものあいだ落ち葉の溜まり場所になっているのです。

カエルが棲みそうな場所です。2匹とも、あそこからやってきたのに相違ありません。

かくして居候第2号を我が家の植え込みに保護しました。夜行性のカエル達は下手に歩き回って夜中に車かオートバイに轢かれ兼ねないのです。

居候第2号が我が家の植え込みで落ち着いてくれた深夜すぎ、な~んとなく、私は隣家の植え込みを懐中電灯で照らしてみました。

息が止まるくらい驚きました。目の前に、シマちゃんが居たからです。

「シマちゃん! こんなとろに居たの? ああ~、どんなにお前のことを、心配したことか? でも、無事で良かった!」

日も当らず風通し不足で、何か悪臭のする場所に置いておく訳にはいきません。よ~く考えたすえ笑む庭に戻って貰うことにしました。シマちゃんは、笑む庭で2年にわたって冬眠したのですもの。

Imgp4318_71_5シマちゃんは私を覚えていました。まったく抵抗なく私の手に掴まり、元の場所に戻りました。

もう3歳なのです。なにやかやで今年は機会を逃しましたが、来春にはカワズ合戦に参加して貰いたいのです。あの悪臭のする植え込みにいては婚活に参加できなくなってしまいます。

昨日と今日、あちこち蚊に刺されながら縞子が好物のミミズを掘り探し当て、美味しそうなのを大小取り混ぜ5匹も御馳走しました。

たった今シマちゃんは、カエル道でなく雨を遮るヒト道で休んでいます。

これで、安心と同時に心配の始まりです。笑む庭を更に居心地良くして、シマちゃんに無事に今年の冬眠を終えて貰わなくちゃ。

写真は7月1日の午前4時2分の、雨に濡れた庭の温湿時計です。


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