Sempre Attacco

JBCF JapanProTour 現:eNShare Racing Teamアテンダントのちゃりんこ日記

自転車レースが置かれた立場について考える

2016年06月15日 | その他
facebookのブラッキー中島隆章さんの
https://www.facebook.com/blacky.nakajima
【緊急提議 - 美山ロードは継続させるべきか】
について考えてみた。

まずは、ブラッキー中島隆章さんの投稿を読んで下さい。

<私の思いはここから・・・>
過去には、岩手県陸前高田市の「りくぜんたかたロード」というイベントがありましたが、現状の美山ロードと全く同じ状況に置かれ、最終的にはレースが消滅しました。
東日本大震災より遥か前より、当時地域振興としてロードレースイベントが行なわれていました。
当時は陸前高田市までのアクセスが悪かったので、私も仙台から参加し、「根性の一本松」で有名になった海岸地帯の民宿に泊まって英気を養いレースに臨んでいましたが・・・。
高速道路網が整備され、周辺道路のアクセス環境が良くなり、特に関東からの参加者が日帰り当たり前という状況になってくると・・・。
当然の事ながら、地元にお金が落ちる訳でもなく、単に生活道路がレース開催中に遮断され、町内会で沿道警備を要請され、住んでいる住民からは、何の為のレースか、何の為のボランティアか分からなくなります。
結局のところ、レースは自然消滅しました。

小生、九州出身ですが、東北地区勤務経験が長いので、現在東日本大震災で復興関係の仕事に就く身として、地元老舗商社の支店長辺りと接点がある為、りくたかのロードレースの話題が取り上げられます。
やはり、御本人達が当時の実行委員として、宿泊する人が減少して、地元にお金が落ちなくなって、馬鹿らしくなって止めた。という話を私は聞いています。
自転車乗りのレースで見せる生存競争が全面に出てしまうのか、その他の何の理由なのか、他人を思いやる心がなくなった瞬間に、相手の熱意も冷めてしまうといった状況なのでしょうか?

小生、JBCFのJPTツアーに参加している身としては、伊吹山HCとか、みやだクリテとか、美浜クリテ辺りで、既に地域住民の理解が十分に得られていない事を感じます。
去年の美浜クリテなんて、レース開催当日に付近住民が「野焼き」をやる位ですから、参加した皆さんは其処の部分を肌で感じていますよね?
自転車乗りの無謀運転(道公法上の一旦停止無視は当たり前)や、自分さえ良ければいいという感覚の違法駐車等で、住民は自転車レースというイベントに憎悪の念を抱いています。(と感じます。)
今回の奈良クリテだって、反対運動で当初予定のコースから変更になってしまったと聞いています。
そうなると、余計に住民が住んでいないコースを選択するしかなくなり、自転車競技の活性化もへったくれもありません。

結局の所、自転車乗り目線が一般市民の目線とは合っていないのです。
結局の所、自転車乗りの独りよがりなのです。
自転車乗りが自ら墓穴を掘った自業自得なのです。

せめて、そうならないようにしないと。

<追伸>
私は転勤族なので、過去には関西にも在住。近畿地域道路競争大会も兼ねた美山ロードにも参加して、シニア登録でチャンピオンジャージを持っているので、美山の状況も良く知っています。
(あの時ゃ、前日の実業団、群馬CSCの東日本ロードをBR-1で完走して、そのまま車で高速移動。夜中23:00頃敦賀着で1泊して、翌日峠越えて美山入り。結構、無茶していましたね。)
ピンクのチャンピオンジャージは、衣装ケースの中に今でも大切に保管していますよ。


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