Sempre Attacco

JBCF JapanProTour 現:eNShare Racing Teamアテンダントのちゃりんこ日記

那須高原ロングライド、ボランティア視察

2016年07月10日 | その他
那須高原ロングライド、ボランティア視察

那須高原ロングライドで仙台クリテ開催のPRと下準備の為の視察、その他今後の地域貢献の勉強も含めてボランティア実施。
2:30起きの3:00には車準備開始して3:40仙台出発、4:05には途中合流。高速を那須SAまで。現地到着6:15。
100kライドの最後尾のカップルを走行管理。聞くと最初スタートで先頭に並んでいたのだけど、スタート直前の彼氏のパンクで修理して最後尾スタートとの事。
(今思えば。この時の出会いが最後まで続く・・・)
途中、エイドステーションで10分間ストップ後再開。既にクラスは分からず、グチャグチャ。
練習の意味も込めて、アウターでゴリゴリと、途中声も掛けながら進み、きつそうな女性を見つけてはお尻を押してアシストしました。
標高800m地点のエイドから更に進んでいくと・・・。参加者から途中で落車した人が居ましたよ。との事で、1キロほどバック。
すると、70歳の参加者がストップしており、声掛けして意思確認。
見た目、出血も殆んど無いし、上りに入ってからのハスって接触落車だったので、特に障害になるものでもない、また、自転車も無傷で走行も全く問題ないので、御自身の意思を確認して再送。アシストしました。
走りながらお話をお聞きすると、70歳の御年で、ガンを患っていながら2度の手術で克服。68歳から一念発起して自転車を始めたと言うことでした。
どうしても100kを走りたい、去年は走れなかったのでリベンジしたいという願いに感化され、アシストしました。
段々と勾配がきつくなり8-10%となると、流石に70歳というご老体の体力を奪い、さらに落車時の打撲もあったみたいで、勇気ある撤退を申し出されました。握手して、ショートカットでの完走と、来年の完全完走を約束しました。
再度スタートして10-12%の上りが2キロ続く最後の上り区間。最初のカップルに2度目の遭遇して、その彼女を押しまくりました。
12%の上りを片手で体幹を維持しながら、女性を押すことが何でこんなに辛いのだろうと思いながらも300Wで押し続ける。
そうこうやって何とか峠の頂上へ到着。
そして、ここからやっと峠の頂上からの下りの下山スタッフのボランティア業務。
下りは後ろに声掛けしながら25k程度をキープ。途中、3回程止まり、安全に下山させました。
そして、もう一度下山スタッフを努めるべく、来た道を逆走となりましたが、3キロほど上った地点で、下山スタッフ業務終了です!とのブラウの女性選手の声で再度下り、エイドステーションへ。
一応、エイド閉鎖の13:00までアイスなんぞ2ケ程頂き、チームメンバーが誰か来ないかとゆっくりしていましたが、誰も現れないので、そのうちそそくさと出発。
またもや、3度と例のカップルに遭遇。ここまで来ると、彼女の足は限界なのか上りで5k/h程度しか出ていない。こうなると、見捨てるのも忍びなく、彼氏はさっさと行っちゃうし、気合を入れて押しましょう。
ここからアップダウンの連続。後続車が来れば道幅が狭いので、直ぐに後ろに下がって、いなくなれば即押しを繰り返す。これでやっと8-10k/h程。
やっとこさエイドへ。すると、おじさんから関門情報が。19キロ先のエイドで14:30関門との事。頭の中で完走ラインを設定し、時間配分。45分、何とかなるなと判断。5分のアドバンテージでぎりぎり行けそう。
カップルに完走の意思を確認。ぜひ完走したいとの事なので、レース用エナジージェルを提供し、水で流し込むように支持。これで完走ラインまで何とかなるかな。
ここからまるで、ツールの追撃集団のように、一列棒状でひた走ります。上りの度に、信号スタートの度に、お尻を押して加速させて35k/h巡航。
アシストが落車したエースを集団まで引き戻すが如くの様子。途中、頭に水掛けたり、向かい風では風除けになったり、横風区間では風下の走るラインを指示したりと至れり尽くせり。
ここで計算通り、第8エイドで14時24分到着。しかし、其処で初めて関門が7キロ先と判明。
彼女さんの希望で、直ぐに追撃スタート。ギャンブルです!彼女というエースをアシスト2名が前と後ろで、懸命にプッシュしましたが、関門までは10分遅れ。完走は逃して残念です!
しかし、ほぼ初心者の彼女さん、平坦を35キロペースで走り、小生が登りを8-9キロペースで押しまくり、90キロ地点までいったんだから、大したもんです。(其処に行くまで標高1500mの峠を制覇してですよ。)
彼女さん、こんなに走ったのは初めてです。と感激していました。
ところで、私の疲労度はショートカーコースを帰ってきて、ガーミンを見ると、たった93kしか走っていないのに、TSS267まで行っていました。
ボランティアしながら練習して、序にアシストを言い訳として、女性のお尻を2-3時間に渡って触り続けるという、何てセクハラな行為が許されてしまうのだろう。という冗談を言いながら、
実際には、イベント開催の舞台裏と、出場することによって皆と共感し、イベント運営しているスタッフ自らがその行為を楽しむという究極の1日を満喫してきましたよ。


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