SF好きとしては押さえとかなきゃいかんでしょう。過去の宇宙飛行士のインタビューと記録映像で構成されているこの映画は、正確にはサイエンスフィクションではないがね。とにかく「スターウォーズ」より「2001年宇宙の旅」をSFと定義づけている私の中では今作の中にあるであろうSF的想像力をとても期待してしまうのだ。
さて、まず不満をぶちまけます。
あのタイミングで「ムーンリバー」はない!歌っているH氏のことはこの際置いておこう。しかし歌が入ってきた瞬間、本当にあの瞬間心底がっかりした。むしろ憤慨した。「アース」の時も思ったがなぜ奇跡の瞬間に茶々をいれるんだ。
60年代当時、ソ連とアメリカが競い合い飛躍的に進歩した対宇宙技術。時は冷戦、言うまでもなく夢や未知への探求などといったキレイ事で宇宙を目指していたわけではない。でも現場の人間はね、別だったんじゃないかと思いたい。アポロ計画により月に行った宇宙飛行士、今はもうおじいちゃんのそのインタビューは沁みる。ちょっと眠くなっちゃたりする瞬間もあるけど時代の証人の肉声は貴重。
タイトルでもある月の映像、月からの映像は言わずもがなだが、面白かったのが実験段階のロケットの爆発映像。ロックなBGMに乗せて次々と爆発映像を見せられても……無残さも悲壮感もありゃしない。膨大な金が吹っ飛び、死人だって出ているだろうにさ。苦労とは別に、数多の犠牲の存在を思わせる印象的なものだった。
当時からもう40年経ってるのに、その間誰も月には立っていないんだよね。技術は比べ物にならないほど進歩しているのに。神秘と憧れを保っている由縁はここにもあるんだろうね。
あ、昔月の土地買ったんだけど、今どうなっているんだろう。
さて、まず不満をぶちまけます。
あのタイミングで「ムーンリバー」はない!歌っているH氏のことはこの際置いておこう。しかし歌が入ってきた瞬間、本当にあの瞬間心底がっかりした。むしろ憤慨した。「アース」の時も思ったがなぜ奇跡の瞬間に茶々をいれるんだ。
60年代当時、ソ連とアメリカが競い合い飛躍的に進歩した対宇宙技術。時は冷戦、言うまでもなく夢や未知への探求などといったキレイ事で宇宙を目指していたわけではない。でも現場の人間はね、別だったんじゃないかと思いたい。アポロ計画により月に行った宇宙飛行士、今はもうおじいちゃんのそのインタビューは沁みる。ちょっと眠くなっちゃたりする瞬間もあるけど時代の証人の肉声は貴重。
タイトルでもある月の映像、月からの映像は言わずもがなだが、面白かったのが実験段階のロケットの爆発映像。ロックなBGMに乗せて次々と爆発映像を見せられても……無残さも悲壮感もありゃしない。膨大な金が吹っ飛び、死人だって出ているだろうにさ。苦労とは別に、数多の犠牲の存在を思わせる印象的なものだった。
当時からもう40年経ってるのに、その間誰も月には立っていないんだよね。技術は比べ物にならないほど進歩しているのに。神秘と憧れを保っている由縁はここにもあるんだろうね。
あ、昔月の土地買ったんだけど、今どうなっているんだろう。