20号タブロー、2点。 まずまずの出来。
うち1点は、1月から取り掛かって居たもの。
title「寓話’12-夜の星へ放つ声」
もう1点は「寓話’12-アンタイトルッド」 そのうちに楽しみながら気持ちを寄せたtitleを付けたいと思います。
「語ろうとして動く姿勢」を表現したつもりです。
昨日のTVで五木寛之が出ていました。 例の「親鸞」上下巻の執筆経過を丁寧な口調で、話していました。
毎日、プロットすらも決まらないまま、その時の思いで描き繋いで行った連載小説だったのです。
しかも全国40数紙一挙掲載だったそうです。
その連載を、心のライブで、描き続けたとの話が、静かに伝わってきました。
「さらばモスクワ愚連隊」の頃に想像できない、静謐でたおやかな語り部として見る彼も、随分歳を重ねたものだと、自分を重ね合わせて見ていました。
生意気な感慨だと思いながら、歳を重ねる意味を深く感じたのでした。
今ちょうど「下山の思想」を手にしているところです。「親鸞」は読んでいませんが「蓮如」以来の五木寛之です。