絵手紙の「小池邦夫」の言葉にあります。
もっともだなとも思いながら、絵だってそうだとの想いになる詩、何時もそうして来ました。
「緒方拳からの手紙」という著書、と言っても緒方の没後編纂された書集を繰って居ると、なるほど緒方拳の書も、生きて来た奇跡が見えそうな書です。
中川一政に書を観て貰っていたと云うのです。
中川一政は描き方を教えたりはしないで、好い書や画を見せて、好いものが何であるかを自分で悟らせたと云います。
しかも、古今東西、古いものも、現代美術さえ見せたと云うのです。
つまり、実物主義の画家であるだけでなく、話も面白かったと云うのです。
私も中川一政の絵は、大好きですし、「書」も同じように好きなのです。 そう云うと、東大寺長老・清水公照、俳人永田耕衣、碧悟洞なども大好きな書ですね。 度胸が据わって居て・・。
須田刻太・新井狼子などの書は私の家に掛かっています。
絵よりも、書の方が生活の中で馴染んでいる感じです。
「緒方拳」の書展のDMが届きました。 楽しみです。
昨日も20号1点が出来上がりました。 意外に暖かい冬のatelierでした。
シャッターを、いつもの写真家・坂上清さんがきって下さっています。
三田での個展の作品の続きを掲載します。
様子が変わって来たようです。
この前に掲載した「黒い作品」にしても。
「個展効果」とでも云うのでしょうか?
作品を皆さんに見て戴くことで、自分が浄化されて、新しい方向へ「舵」が切られたのかも知れません。
個展をご覧戴いた皆さんに感謝しています。