心のタイムトラベル

遠い記憶ともう一度再会

兄が逝く

2023-03-16 | 思い出家族
とても辛いことですが兄が亡くなり昨日葬儀も終わりました

全てが終わって、精進落としもまだ会食は控えて30人以上の親族・親戚たちに
お料理をお持ち帰り頂き、生花も配られたものを飾ってみました
1年9か月前に癌がわかって、1年間抗がん剤治療の後に大手術をして乗り越えたかと
皆が思っていました
手術後は、「痛い、痛い」と言いながらも好き勝手なことをして心配させられました
少なくても1年は痛み有るからほどほどに安静を心がけてやりたいことやれば~と、
誰が言っても聞く耳持たずで突っ走ってきたのだから本人は本望かもしれません

半世紀以上も前の写真を甥が母親のアルバムから数枚の写真を持って来てくれました
末っ子の私は、家族の写真を姉や兄が家族のアルバムから持って行ってしまった後の
残りしかもらえなかったので、この懐かしい写真も見たことがありませんでした
いつも満面の笑みで写る兄と反対にむっつり顔の私です
3歳違いで小学校を卒業するまで一緒の部屋で仲良くしてもらってました
絵も上手で器用なので、小学校低学年の頃夏休みの宿題の工作を兄が見ていて自分も
やりたくなったのでしょうね~~
「ヨットを作ろう」という課題に、私はその辺に有った板の先を三角に切り落としただけで
割りばしで三角の紙の帆をつけただけの物だったのに・・・・
兄は角材を立体的に削り出し本物そっくりの船体に色付けして、帆も本物そっくりに
作り上げ、せっかく作ってやったんだからそれを提出しろと怒るように押し付けられ・・
学校へ持って行くと、先生に大人に作ってもらったのを持ってきたらイケナイと言われ~~
「大人じゃありません!私でもないけど親だって作れないし、これは小学生の兄です」
なんて事がありましたね~全くお節介でお人好しで絶えずじっとしていられずに骨を折っていた
とにかく基本優しい人でした
だから、皆寂しいし悲しいです、本当に本当に感謝しかありません
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