成長の証

息子のブログに感動を書きましたが、ここへ来て確実に息子の成長が見て取れるようになってきた。ペースが速くなったというのが正しいのかもしれない。

いや妹が生まれる前から、生まれた後しばらくは後退現象とも言えるような状況や、明確な体調の悪さを示していた息子だったが、彼なりの苦しみだったのかもしれない。妹が生まれて、今までのようにかまってはもらえない自分でやらなければとは思っていないでしょうが、自然と成長を促されているのか。

最近はかなりはっきりとした口調でいろいろな歌を歌ったり、明確な意味のある言葉を自分から発するようになってきた。

そして、今日の行動。

僕が会社へ行くときは必ず息子に「行ってきます。」と目の前で言って出かけていたのだが。
今までは「行ってきます」をオーム返しするので、「行ってらっしゃい。でしょ。」と言うとオーム返しの繰り返しでした。今朝は最初気がつかなかったのですが、「行ってらっしゃい。行ってらっしゃい．．．」と繰り返し、一回で良いでしょうとかみさんに息子が言われていたのを思い起こした。

普段は大抵これで、テレビに夢中でおわり。外に出て自転車の用意をしながら、窓から息子に向かってバイバイと言ってもまる無視かいやがるのが関の山だった。

ところが今朝は違った。

いつものように、外で自転車の鍵をはずしながら、準備をしていると。窓をたたくコツコツという連続した音が聞こえてきた。かみさんは今玄関で別れたばかりだから、かみさんのはずがない。

誰かな。

そこにはにっこり笑った息子が、出窓の板の上に立って、窓をコツコツとたたいている。

びっくりした。

行ってらっしゃいのつもりなんだろう。
今までかみさんに無理に窓辺に立たされてバイバイをしたり握手をしたりしたことはあるが、自らこんなことをしたのは初めてであった。

すごく感動的でした。これは普通の子を持った人には分からないでしょう。

息子なりに「成長の証」を見せてくれたのだと思います。