ブログはだいたい昼休みに書いてるので、昨日の帰りの事ですが。
昨日は病み上がりって事で清滝峠には登らずまっすぐに帰る。
それでも山に帰るのであっち登りこっち登りって極力車道避ける感じです。
帰り道で一番高いところでもたぶん200mにはならないと思うけど…
ゆるく楽しく下ってると、ママチャリ小学生がぐるぐる回して、笑い声を上げながら必死で追い越していく
速いねぇ~といいながらクルクル坊主の小学生二人と楽しく下って、
下りきっても、うぉ~っと叫びながら二人が後を必死で付いてくる。
車に気を配りながら一緒に走り、交差点でばいば~い
お習字へ行くらしいクルクル坊主と手を振って別れる。
ふふふっ楽しかったな
下ると今度はまた少し登る。
山寺のある急斜面。
手前で早めにギアを合わせて…
せ~の~で!で、登る。
レバーを操作してシフトしていく感触があれ~っなんか変な感じ??
と思いながらもすぐに急斜面…
コッ
…と軽い感触。
あ~っ!!!
坂の途中の畑の前で立ち話をしていた、
あねさんかぶりのおばあさん二人が大声を出す。
へっ???
なになに??
何があったん??
自転車から降りてみると。
とろ~り。
チェーンが地面に横たわってる。
無。
真っ白。
ぽっかり。
ぷっかり。
あ~ぁ、秋の良い空だ。
…現実逃避を一応試みる。
「おね~ちゃん大丈夫??」
あねさんかぶりのおばあさん二人が心配して近づいてくる。
「自転車壊れたんやね。動くの?」
「うん、どうしましょ。ワタシにもわからんねん。なんとか歩いてかえりま~すっ」
家まで約5km。
ヒロさんに電話してみる。
「どうしよチェーン切れた。」
「そこからならフェルト買った店まで歩いた方が家より近い」
…そうか
仕方ない歩こう。タクシーが拾えるような場所でもないし。
とぼとぼ。
えっと…この交差点を入れば良かった??
え?あっち側の交差点だっけ??
いつも車であっという間に通りすぎる道がどっちだったのか
あっち入ってみたりまた出てみたり…
迷ってやっと…お店に到着
ほっとするまもなく。
…なんですと?
て・い・き・ゅ・う・び
…っていうのはつまり。
そのぉ。
え~っと。
無。
真っ白。
ぽっかり。
ぷっかり。
あ~ぁ、とっぷり日も暮れたなぁ。
これはきっと夢に違いない…
あそこに見える山の中腹にある家。
自転車を引いてとぼとぼ。
とぼとぼ、とぼとぼ、とぼとぼ
靴はロード用。
足の付け根がだんだん痛くなってきた。
もうかれこれ5kmは歩いた。
家まであと5kmはあって欲しくない。
う~ん。
なんだろコレは。
出掛ければパンク。
通勤すればバイクにぶつかり。
気持ちを立て直せば風邪を引く。
頑張って通勤再開でチェーンが切れる。
…女性の特権らしいね。
悲しい過去をすぐにリロードできるよねぇ。
あんまり過去を振り返るタイプじゃないけど。
あぁ…なんかダメだ。
くじけそう。
もうこれ以上無理なのかな。
次々とヘッドライトがワタシの影を黒く大きく照らし出す。
植え込みのある歩道ではこの時期にはたぶん珍しいだろう、
我の幼虫か、ワタシの指よりずっとずっと太くてでっかい芋虫。
冷たくなったはずのアスファルトをワタシと同じ方向に向かってせっせと歩いてる。
いや芋虫的にはこれはきっとすっごいめちゃめちゃ走ってるんだろうな。
偉いな、アスファルト冷たいだろうに…。
今はこの芋虫よりずっと惨めな感じだわ。
後ろから見ると闇夜よりもっと暗いオーラ出てるだろうな、ワタシ。
チェーンの切れた自転車も、ちっちゃくうなだれて、とぼとぼとついてくる。
これだけトラブったってことは…
もう自転車にのっちゃあいけないってことなんじゃないの??
もう無理してるな。
暗い道で思考がどんどん深みにはまっていく。
あぁ短いけど楽しい自転車人生だった。
マドンは注文してるけど、今から断れるかな。
自転車仲間のみんな、楽しかったよありがとう。
…そんな思いがチラチラ頭に浮かぶ。
車が通る府道を散々歩き、目指す山の村へのショートカットは
真っ暗の畑に囲まれた明かりのほとんどない農道を登っていく。
こんな真っ暗な道を自転車引きずって歩くと一層、凹むだろうな。
時々暗い外灯があるだけで人通りもないしコワイよぉ。
ぐっ涙でそう。
「あれ?なにやってんのん?」
真っ暗なオーラを放ちながら…
人気のない真っ暗な道に入るやいなやワタシに声を掛ける人が…。
おぉ~!!
息子よ!!
聞いてよママの災難を!!
うんうん。解った。もうそんな自転車のらんでいいやん。
オレがヤフオクで売り飛ばしてやるから、元気出せ
なにゆ~ねん、なにすんねん、アホか~っ!!
ワタシの大事な自転車を~!
チェーンつなげばちゃんとまた乗れるから
ぷちっ。きったるー。
ええも~ん新しい自転車注文してるも~ん
え~~~~~っ、またかうのぉ~~~きったねー!
ママの災難と息子のしんどい部活を、お互いに散々自慢しあいながら…。
真っ暗でひとりぼっちで凹み放題のはずだった道を二人で並んで歩く。
会社から2時間かけてようやく家に到着した。
昨日は病み上がりって事で清滝峠には登らずまっすぐに帰る。
それでも山に帰るのであっち登りこっち登りって極力車道避ける感じです。
帰り道で一番高いところでもたぶん200mにはならないと思うけど…
ゆるく楽しく下ってると、ママチャリ小学生がぐるぐる回して、笑い声を上げながら必死で追い越していく
速いねぇ~といいながらクルクル坊主の小学生二人と楽しく下って、
下りきっても、うぉ~っと叫びながら二人が後を必死で付いてくる。
車に気を配りながら一緒に走り、交差点でばいば~い
お習字へ行くらしいクルクル坊主と手を振って別れる。
ふふふっ楽しかったな
下ると今度はまた少し登る。
山寺のある急斜面。
手前で早めにギアを合わせて…
せ~の~で!で、登る。
レバーを操作してシフトしていく感触があれ~っなんか変な感じ??
と思いながらもすぐに急斜面…
コッ
…と軽い感触。
あ~っ!!!
坂の途中の畑の前で立ち話をしていた、
あねさんかぶりのおばあさん二人が大声を出す。
へっ???
なになに??
何があったん??
自転車から降りてみると。
とろ~り。
チェーンが地面に横たわってる。
無。
真っ白。
ぽっかり。
ぷっかり。
あ~ぁ、秋の良い空だ。
…現実逃避を一応試みる。
「おね~ちゃん大丈夫??」
あねさんかぶりのおばあさん二人が心配して近づいてくる。
「自転車壊れたんやね。動くの?」
「うん、どうしましょ。ワタシにもわからんねん。なんとか歩いてかえりま~すっ」
家まで約5km。
ヒロさんに電話してみる。
「どうしよチェーン切れた。」
「そこからならフェルト買った店まで歩いた方が家より近い」
…そうか
仕方ない歩こう。タクシーが拾えるような場所でもないし。
とぼとぼ。
えっと…この交差点を入れば良かった??
え?あっち側の交差点だっけ??
いつも車であっという間に通りすぎる道がどっちだったのか
あっち入ってみたりまた出てみたり…
迷ってやっと…お店に到着
ほっとするまもなく。
…なんですと?
て・い・き・ゅ・う・び
…っていうのはつまり。
そのぉ。
え~っと。
無。
真っ白。
ぽっかり。
ぷっかり。
あ~ぁ、とっぷり日も暮れたなぁ。
これはきっと夢に違いない…
あそこに見える山の中腹にある家。
自転車を引いてとぼとぼ。
とぼとぼ、とぼとぼ、とぼとぼ
靴はロード用。
足の付け根がだんだん痛くなってきた。
もうかれこれ5kmは歩いた。
家まであと5kmはあって欲しくない。
う~ん。
なんだろコレは。
出掛ければパンク。
通勤すればバイクにぶつかり。
気持ちを立て直せば風邪を引く。
頑張って通勤再開でチェーンが切れる。
…女性の特権らしいね。
悲しい過去をすぐにリロードできるよねぇ。
あんまり過去を振り返るタイプじゃないけど。
あぁ…なんかダメだ。
くじけそう。
もうこれ以上無理なのかな。
次々とヘッドライトがワタシの影を黒く大きく照らし出す。
植え込みのある歩道ではこの時期にはたぶん珍しいだろう、
我の幼虫か、ワタシの指よりずっとずっと太くてでっかい芋虫。
冷たくなったはずのアスファルトをワタシと同じ方向に向かってせっせと歩いてる。
いや芋虫的にはこれはきっとすっごいめちゃめちゃ走ってるんだろうな。
偉いな、アスファルト冷たいだろうに…。
今はこの芋虫よりずっと惨めな感じだわ。
後ろから見ると闇夜よりもっと暗いオーラ出てるだろうな、ワタシ。
チェーンの切れた自転車も、ちっちゃくうなだれて、とぼとぼとついてくる。
これだけトラブったってことは…
もう自転車にのっちゃあいけないってことなんじゃないの??
もう無理してるな。
暗い道で思考がどんどん深みにはまっていく。
あぁ短いけど楽しい自転車人生だった。
マドンは注文してるけど、今から断れるかな。
自転車仲間のみんな、楽しかったよありがとう。
…そんな思いがチラチラ頭に浮かぶ。
車が通る府道を散々歩き、目指す山の村へのショートカットは
真っ暗の畑に囲まれた明かりのほとんどない農道を登っていく。
こんな真っ暗な道を自転車引きずって歩くと一層、凹むだろうな。
時々暗い外灯があるだけで人通りもないしコワイよぉ。
ぐっ涙でそう。
「あれ?なにやってんのん?」
真っ暗なオーラを放ちながら…
人気のない真っ暗な道に入るやいなやワタシに声を掛ける人が…。
おぉ~!!
息子よ!!
聞いてよママの災難を!!
うんうん。解った。もうそんな自転車のらんでいいやん。
オレがヤフオクで売り飛ばしてやるから、元気出せ
なにゆ~ねん、なにすんねん、アホか~っ!!
ワタシの大事な自転車を~!
チェーンつなげばちゃんとまた乗れるから
ぷちっ。きったるー。
ええも~ん新しい自転車注文してるも~ん
え~~~~~っ、またかうのぉ~~~きったねー!
ママの災難と息子のしんどい部活を、お互いに散々自慢しあいながら…。
真っ暗でひとりぼっちで凹み放題のはずだった道を二人で並んで歩く。
会社から2時間かけてようやく家に到着した。