いきなり!? ロードバイク

ママチャリにも乗らなかった40代働く主婦
何故かロードバイクに乗る羽目に…
今日はどちらへ?もちろんおもしろい方!

ママチャリの美しいお作法

2007-04-09 23:59:18 | こんな日もあるわな
今日は息子の入学式。
受験はいろいろと奮闘の結果。
隣にある、偏差値お高い一環ミッションスクールを横目に
中学より近い地元高校に無事落ち着く事になり。
本日めでたく入学式

一番うれしいことは塾の時間に追いまくられた
会社から帰ってからの夕食の準備が、時間に追われなくなったこと…
何よりめでたい…

家から3km弱。
高校の入学式に…。
さて。どうやって行こう。
車はでは来ないでくださいとご丁寧に案内あるし。
大阪名物路上駐車できそうな所もないし…。

ウチの前の3%坂を1km
最近は一番小さなギアを使わなくても、息は上がるけど、
やっと何とか上がれるようになった

だけど…
中学の卒業式は、ハイヒールでそこを下ると
朝練でもならない筋肉痛になった。
ハイヒール恐るべし


パンツスーツなので、
「ロードで行って良いですか?」
と聞くと家族はみんなマジで必死に止めた…。
ホントに行くと思ったのかなぁ
ふふふっ、一人くらい「ええんちゃう」っていえば絶対行ったけど…

ここはママチャリかぁ…。
ほかほかの高校生になった息子の古くなった通塾自転車で行ってみようか。
帰りはあの坂をママチャリで登れるかどうかが大いに不安
最近がんばってるからなんとかなるのかなぁ。


前は息子と一緒だったので雰囲気でのれるけど…。
なんせ高校生の頃ひどい腱鞘炎以来、何十年もママチャリに乗ってないのよ…。
だから「いきなり」ってタイトルついてるんですよ

しかも今日は入学式の盛装だし…

盛装モードでママチャリにどう乗るのか一生懸命考える。

ママチャリとはいえ自転車ならやっぱりパンツスタイルだ。

某ブランドのショルダーバッグは首から掛けて背に回す様な事は
してはいけない。

乗るときは、左足をペダルにかけて勢いつけて内側に右足を回し、
ペダルに乗せる、と同時にどっこいしょとサドルに座る。

この際パンツスーツだからといって、
絶対に足は後ろからは、回してはいけない。

ペダルにつま先で何かとっかかりを探してはいけない、むなしいから。
逆にとっかかりはかかとのハイヒールのヒール部分でペダルを引っ張る。

ケイデンスとスピードは可能な限り小さめで。

下るときは、前傾姿勢を求めて、ハンドル部分にヒジをついたりしない。

車道はどんな事があっても走らない。

登り坂を目の前にしてもやたらとメラメラとしない。

どう登ればいいのかなんて考えないですぐにおりる。

押して歩くときはステム部分をを引っ張ったりしないで、
ハンドルにきちんと両手を添えてきれいに静かに歩く。

…ふっ~うぅ
こんなもんでママチャリ合格でしょうか…

あ…指うつっちゃった

国歌斉唱といいつつ誰も歌わない不思議な入学式が終わり、
早速仮入部する息子とはまた別に一人で帰る。

ママチャリでどうやって登って帰ればいいんだろ…

ヒルクライムがロードバイクの醍醐味と当初マニュアル本で読んで
かなりショックを受けたのですが、最近だんだん意味がわかってきた

ですが…ママチャリにも醍醐味はあったんですね。
犬のお散歩で時々使うあぜ道。
ママチャリはあぜ道を走る事ができるのです…スゴイでしょ
ワタシ以外の人は皆さんそんなステキな事を既にご存じだったんですね

目の前に広がる、生駒山系の一端。
砂利だって土だって草が生えてたってふ~んわり快適
タンポポやレンゲやモンシロチョウと一緒にあぜ道ショートカットで
はれ~ばれ~とした気持ちで家に帰る。
ママチャリも意外と楽しいなぁ
なんだここから帰ると大した坂じゃない