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ピダハン

 

ブラジルのアマゾンに

ピダハンという

少数民族が

住んでいます

その数は

400人あまり

 

アメリカの

ダニエル博士は

ピダハンの村に

ピダハン語の

研究と

キリスト教の

伝道のため

20年間

通い続けました

 

ピダハン語は

母音が3つ

子音が8つ

しかありません

さらに

数がありません

左右の概念もありません

色を区別することばもなく

文字もありません

神もいません

近代の

文化生活とは

かけ離れています

 

でも

人々は

いつも

にこにこ

朗らかで

おだやかで

争いをしない

平和的な生活を

送っています

マラリアなどにかかる

心配はありますが

死を恐れてはいません

ダニエル博士も

ピダハンは

人類の中で

類を見ないほど

幸せで

充足した人々だ

私が知り合った

どんなキリスト教徒よりも

どんな宗教を標榜する人々よりも

幸福で

環境に順応した

人々だ

といわれます

 

結局

ダニエル博士は

伝道することもやめ

自身も

キリスト教徒をやめ

無神論者になってしまったといいます

 

宗教の目的は

教義を理解することでも

それを広めることでも

ないということです

それは

みんなが幸福であることを

願うということです

 

ピダハンの人々は

われわれより

ずっと昔に

さとりの世界を

得ていました

もはや

宗教など

まったく必要としない

天国を生きていた

ということです

 

「ピダハン」を読んで

いかに現代の宗教が

方向を

間違えているかが

よく分かります

 

反省至極

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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