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正法眼蔵 鉢盂  はつう

境内の

カキツバタが咲きました

 

鉢盂とは

僧侶が食事をするときに使う

食器のことです

 

道元さまは

仏さまが

代々伝えてきたものは

さとりである

それは

鉢盂であり

袈裟である

といわれます

 

むかし

天童山の

如浄禅師はいわれました

中国百丈禅師に  ひゃくじょう

ある僧がたずねた

奇特とは  きどく (すばらしいということ)

とは何か

百丈いわく

独坐大雄峯  どくざだいおうほう  (私がこの百丈山に坐禅していること)

である

では

いま私に

奇特とは何かと

問われれば

奇特などというものは

どこにあるものか

浄慈寺の  じんずじ (如浄が天童山の前に住職していたお寺)

鉢盂が

天童山に

移って

それで食事をすることである

と答えるであろう

 

私たちは

すぐに

さとりとは

何か特別なものと思い

他を

探したくなるものですが

本当は

日常

そのものが

さとりである

ということでしょう

 

 

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