三徳六味
禅寺の食事では、三徳六味(さんとくろくみ)を、仏さま、修行者に施し、
すべての生きとし生けるものに、供養すると、お唱えいたします。
三徳とは、軽くてやわらかい、けがれがない、丁寧なことです。
六味とは、甘い、辛い、塩辛い、苦い、酸っぱい、淡い。
お料理は、あっさりしていて、きれいで、ものの理にかなっていること。
また、味の調和が大切ということです。
こうしてお料理した、精進料理を道元禅師さまにお供えする、
永平寺の 「御上壇仏菜」 (ごじょうだんぶっさい)です。
修行僧がいただく、永平寺の昼食。
修行僧は、この三徳六味をいただき、修行に励みます。
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里いも
福井の知人より、大野市の里いもをいただきました。
大野市上庄(かみしょう)は、里いもの名産地です。
やっぱり、焼いて塩で食べるのが一番です。
福井県、大本山永平寺町のとなりに大野市はあります。
大野市には、宝慶寺(ほうきょうじ)という修行道場があります。
司馬遼太郎の「街道をゆく」にも、取り上げられたお寺です。
開山は、寂円(じゃくえん)。
寂円は、永平寺を開いた道元禅師を慕い中国より来日、
道元禅師亡き後、宝慶寺に住み、近くの山、銀椀峯(ぎんわんぽう)に18年間
ひとり坐禅を組んで、道元禅師の禅風を守りました。
詳しくは、街道をゆく十八 「越前の諸道」をご覧ください。
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