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Dutch Life 備忘録

オランダのミュージアム、コンサート、レストランなどについて記録するノート。日常的な雑記も…。

Keiichi SUZUKI & Yoko UENO(鈴木慶一+上野洋子) (Kikker@ユトレヒト)

2011-09-23 10:11:04 | Concert
夢心地だったアムステルダムでのライブから、二日後の金曜日の夜。なんとか都合もついたので、鈴木慶一&上野洋子のユトレヒトのライブへ。今日がオランダ最終日だとのこと。
会場は、Kikker。劇場としてユトレヒトで有名な場所だけど、行ったことはありませんでした。ユトレヒトの駅から徒歩距離で、簡単に到着。ライブ会場は、かなり小さめの場所。
8時40分頃にスタートし、この前と同じく、慶一さんが一人で登場。アムスの時と同じ、緑のパンツがとてもお似合いです。オランダ語で自己紹介をし、そして、羽田のお祭りをテーマにした曲。映画のサウンドトラックの曲(ゲゲゲの女房、アウトレイジ、座頭市)。今回は、それぞれの曲について、英語で長めに曲説明をしてくれました。ときどき、自分で「I talk too much」といって、お茶目な雰囲気を出しながら、よい感じでした。また、曲が終わるたびに、オランダ語で「Dank u wel」と言ってくれるのも、オランダ人に言わせれば好印象とのこと。
座頭市の曲説明では、「主人公は目が見えないんですが最後にかっと目を見開くんです」という話があり、それを聞いて曲を聴くと、ある時点から、光がサーッと広がってくる感じに思える部分があり、新鮮な体験でした。
次に、上野洋子さんが登場。慶一さんはいったん下がります。まずは、アムスでも聞いた「3つの時計」という曲です。そして、今回は、インプロビゼーションで曲を作るということで、会場から、言葉を募り、その言葉から即興で曲を奏でてくれました。会場から出てきたお題は、「白」と「スペース」。上野さんの特徴のある、伸びやかな声と、シンセからの音、音源からの音が混ざり合い、とても心がリラックスできる空間に漂うような感覚をおぼえました。それから、青森の伝統的な曲をアレンジしたものを演奏。ちょっとこぶしが利いた歌声に、青森の民謡を感じました。しかし、夫のこの曲の感想は、「これって、ピンクフロイドのMoneyでしょ」。
慶一さんが再登場。東京の未来を歌った曲「東京5001」。サテライトセレナーデ。エイトメロディーズ(youtubeから拾ったボーカルを使っていました。このボーカル良かったです)。Witchi-Tai-To。と続きました。
小さな会場だったので、日本では考えられないくらいの少人数のライブで、とても贅沢に感じるとともに、少しもったいない気もしました。ユトレヒトも文化度は高いので、もっとうまく宣伝すればよかったのに。
オランダでは完成した音楽をCDやMP3で聞く経験は多いけれど、生で、ギター、キーボード、ボーカル、そして(名前は知らないなんですが)サンプリングマシーンのような機械やコンピュータを使って、目の前で繰り出される音楽を聴く経験はかなり貴重です。
このライブでは、慶一さんのギターの指使いまでよく見えたせいか、ギターの音が気持ちよく、身体に響いてきました。
オランダには、アムスだとMelkweg、ユトレヒトだとTivoli(小さめのライブハウスでここでX-Japanが去年かライブをやったときいてびっくり!)など良いライブハウスがあるのですが、ずっと立ちっぱなしだと体力的に無理と敬遠していたのですが、やはりライブはいいなあと再確認したので、これからまた良い場所を見つけては、ライブハウス系に行こうかなと思いました。
体調は良好。


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