統一。
KATO製国鉄101系ツヌ110F(Mc195)の改修は7両目となるサハ100-227が入場を迎えた。
101系0番代LOT側面窓セル装着車だったサハ100-68(ツヌ110F)に続く側面見附変更対象車である。
側面窓セル供出車は国鉄103系サハ103-769(ツヌ324F-1:Tc217)とし再度2両同時進行での作業となった。
国鉄101系サハ100-227(ツヌ110F)。
ツヌ110Fでの101系0番代LOT側面窓セル装着車はサハ100-68,サハ100-227の2両だけであった。
数に限りのある101系800番代LOT側面窓セルはひとまずサハ103-768,サハ103-769(ツヌ324F-1:Tc217)からの転用で凌げた。
しかしツヌ109F(Mc202)の組成準備に向けもう1両分の中間車両用101系800番代LOT側面窓セルが所要となる。
今回は対象から外れたメーカー塗装車のサハ103形750番代を起用するしか手段が残されていない。
だが苦しい遣り繰りもあと1両で一区切りが付くためムコ10F(Mc194)の増備は編成単位に絞られると思う。
入工中の103系サハ103-769,サハ100-227 (ツヌ324F-1,ツヌ110F)。
サハ100-227から撤去した側面窓セルは1-3位側のサッシ印刷が失われかけていた。
2-4位側は二連窓下段の1組だけで対照的な劣化具合だった。
近年は動きの無かったサハ100-227だが竣工直後に入出場を繰り返した時期がある。
この際に拭き上げが不足し窓サッシ印刷の喪失へ繋がったと推測している。
ただ劣化進行度が両側で大幅に異なる原因は判らない。
とにかく入場時の仕上げを丁寧に行うしかないと思われる。
銀色塗料が殆ど残っていない中段窓サッシ再現(1-3位側)。
先に側面窓セル窓サッシの修繕を施したサハ100-68からマスキングテープでの養生を取り止めた。
油性メタリックマーカーの特性を逆手に取った方法は大怪我する事なく窓サッシの復活へ結び付いた。
従来の方法ではうんざりする様な状況だったが工程変更で積極的に手を出せるよう変わっている。
窓サッシモールドからのはみ出しは多少であれば許される。
極力ペン先を垂直に当て窓サッシモールドを塗り潰した。
1-3位側のみ補修を行った101系0番代LOT側面窓セル。
はみ出したインクは爪楊枝で掬い取っている。
その後側面窓をクロスで磨き曇りを取り除いた。
補修が不要だった2-4位側とは正反対の窓サッシ再現になったがその差は小さくなっていると思う。
少しずつ油性メタリックマーカーの裁き方も掴めてきたらしい。
簡単に除去できると言う事は耐性に期待できない証でもある。
しかし容易に手が出せるようになった事実は大きく都度修正も苦にならないと考えている。
↓
国鉄103系サハ103-769(ツヌ324F-1:101系0番代LOT窓セル交換,窓サッシ印刷補修施工)。
※塗装変更車。
サハ103-769も塗装変更車で将来の車体更新を検討中である。
現在はラシ107F(Mc202)の車体更新が最優先でひとまずクハ100-34(弁天橋区仕様)がメーカー塗装車へと改められた。
状態の悪い塗装変更車は組成変更が絡み廃車進行こそ遅いものの計画だけは万全と言える。
今後も101系の車体更新を進めるためサハ103-768,サハ103-769は当分塗装変更車で存置されると思う。
油性メタリックマーカーへの慣れが加味された側面窓セル窓サッシ補修施工ではあった。
本来の名目はあくまで車体状態の維持である。
車体更新が間近であればはみ出したインクの除去はもっといい加減な措置に留まっていたかもしれない。
なおツヌ324F-1はサハ103-769の竣工と同時に再出場となった。
補修箇所が増えた101系800番代LOT側面窓セル。
続いてサハ103-769から撤去した101系800番代LOT側面窓セル窓サッシ印刷の補修に取り掛かった。
全て銀色印刷が失われた窓サッシは少ない。
しかし各所で斑点状剥離が生じており至る所で油性メタリックマーカーを用いた。
斑点状剥離箇所は部分補修では対処しきれず全面補修へ変更している。
少しでも塗り斑を抑えるための対策であった。
ここもインクの特性が味方した施工と言える。
クモハ101-194(ツヌ110F)の入場前に入手した油性メタリックマーカーは文字通り即戦力となった。
艶消しに近いサハ100-227用塗装変更済屋根板。
パンタグラフ台撤去車仕様のサハ100-227もグリーンマックス製スプレーのダークグレーで屋根板が塗装されていた。
施工は2014年6月と約4年前になる。
同時期に電装準備工事撤去,ベンチレーター追設車仕様化したサハ100-68の屋根板交換を行っている。
入場が近い割に塗装変更済屋根板の仕上がりは大きな差があった。
殆ど艶の無いサハ100-227用屋根板は失敗作と言えた。
これを磨きクロスで擦り半艶状態まで持ち上げる。
しかし雑な塗装を前に目標には届かなかった。
残された改善策は再塗装しかなく今入場での対策を打ち切った。
車体清掃を終えたサハ100-227。
[サハ100-227]標記の周囲はインレタの転写糊が黒ずんで見える。
ツヌ110Fは拘りの編成だったせいか車両番号標記に乱れのある車両が少ない。
極力再転写を避け部分清掃に留めてきた理由は此処にあった。
転写糊除去が行い難い[サハ100-227]付近は標記ぎりぎりまで爪楊枝を当てる。
その後ゴム系接着剤巻取用爪楊枝で残滓を拭った。
細部には転写糊が残るものの車両番号周囲の黒ずみはかなり抑えられたと思う。
両側とも汚れが目立っていたがインレタを崩さずに清掃を終え再転写は免れた。
白濁部を塗り潰したサハ100形200番代用床板。
本来KATO製101系サハ101形200番代用床板とサハ100形200番代用床板は共用部品である。
モハ100形への電装を前提としたサハ100形200番代にサハ101形200番代用床板は似つかわしくないと思えた。
種車にサハ100-38(トタ5F:Tc14→旧ムコ3F:Mc78)を起用した事もありサハ100-227は床下機器配置を大幅に変更している。
サハ101形0番代用床板へ電動発電器やC-1000形空気圧縮機を追設した他に元空気溜まで移設する気合いの入り方だった。
しかし肝心な部品固定を瞬間接着剤に頼ったらしく台枠裏面は白濁箇所が異様に目立つ。
車体裾の陰に入る箇所ではあったがマッキーで黒色化した。
自家塗装屋根板車装着車のサハ100-68とサハ100-227 (ツヌ110F,ツヌ110F)。
全工程が完了しサハ100-227を組み立てた。
自家塗装屋根板車装着車が並ぶサハ100-68+サハ100-227は屋根板の仕上がりに極端な差が生じていた。
状態の悪いサハ100-227に合わせサハ100-68は途中で磨き上げを中止している。
その甲斐も無く両車の見附は異なるものになった。
仮にサハ100-68の屋根板塗装被膜修正を行っていなければ同等になっていたかもしれない。
数少ない収穫はその差が多少縮まった程度になっている。
↓
サハ100-227(101系800番代LOT側面窓セル交換,窓サッシ印刷補修施工)。
改修を終えサハ100-227(ツヌ110F)が竣工した。
各部の痛みが激しくなっていたがこれらは解消されたと思う。
ペイントリムーバー式印刷消去と電装準備工事一部撤去施工が車体を傷めた原因だろう。
何れも加工終了後の仕上げが絡んだと思われ今回は入念に拭き上げを行った。
窓サッシ再現は製品原形箇所と補修箇所が混在する。
その割には纏まった方だと思える。
↓
サハ100-68+サハ100-227 (ツヌ110F:101系800番代LOT側面窓セル装着車+101系800番代LOT側面窓セル装着車)。
サハ100-227+サハ100-94 (ツヌ110F:元サハ100-38+元サハ101-40)。
そしてツヌ110Fから101系0番代LOT側面窓セル装着車が姿を消した。
出自の異なるサハ100-68,サハ100-227は他車両と程良く馴染んでくれたと思う。
今後は各々で処理方法に違いのある電装準備工事撤去痕が個性となる。
メーカー塗装屋根板装着車が8両を占めるツヌ110Fでは異端車扱いから抜け出せない。
しかし理由があっての塗装施工であり電装準備工事撤去車との相乗効果に期待したい。
KATO製国鉄101系ツヌ110F(Mc195)の改修は7両目となるサハ100-227が入場を迎えた。
101系0番代LOT側面窓セル装着車だったサハ100-68(ツヌ110F)に続く側面見附変更対象車である。
側面窓セル供出車は国鉄103系サハ103-769(ツヌ324F-1:Tc217)とし再度2両同時進行での作業となった。
国鉄101系サハ100-227(ツヌ110F)。
ツヌ110Fでの101系0番代LOT側面窓セル装着車はサハ100-68,サハ100-227の2両だけであった。
数に限りのある101系800番代LOT側面窓セルはひとまずサハ103-768,サハ103-769(ツヌ324F-1:Tc217)からの転用で凌げた。
しかしツヌ109F(Mc202)の組成準備に向けもう1両分の中間車両用101系800番代LOT側面窓セルが所要となる。
今回は対象から外れたメーカー塗装車のサハ103形750番代を起用するしか手段が残されていない。
だが苦しい遣り繰りもあと1両で一区切りが付くためムコ10F(Mc194)の増備は編成単位に絞られると思う。
入工中の103系サハ103-769,サハ100-227 (ツヌ324F-1,ツヌ110F)。
サハ100-227から撤去した側面窓セルは1-3位側のサッシ印刷が失われかけていた。
2-4位側は二連窓下段の1組だけで対照的な劣化具合だった。
近年は動きの無かったサハ100-227だが竣工直後に入出場を繰り返した時期がある。
この際に拭き上げが不足し窓サッシ印刷の喪失へ繋がったと推測している。
ただ劣化進行度が両側で大幅に異なる原因は判らない。
とにかく入場時の仕上げを丁寧に行うしかないと思われる。
銀色塗料が殆ど残っていない中段窓サッシ再現(1-3位側)。
先に側面窓セル窓サッシの修繕を施したサハ100-68からマスキングテープでの養生を取り止めた。
油性メタリックマーカーの特性を逆手に取った方法は大怪我する事なく窓サッシの復活へ結び付いた。
従来の方法ではうんざりする様な状況だったが工程変更で積極的に手を出せるよう変わっている。
窓サッシモールドからのはみ出しは多少であれば許される。
極力ペン先を垂直に当て窓サッシモールドを塗り潰した。
1-3位側のみ補修を行った101系0番代LOT側面窓セル。
はみ出したインクは爪楊枝で掬い取っている。
その後側面窓をクロスで磨き曇りを取り除いた。
補修が不要だった2-4位側とは正反対の窓サッシ再現になったがその差は小さくなっていると思う。
少しずつ油性メタリックマーカーの裁き方も掴めてきたらしい。
簡単に除去できると言う事は耐性に期待できない証でもある。
しかし容易に手が出せるようになった事実は大きく都度修正も苦にならないと考えている。
↓
国鉄103系サハ103-769(ツヌ324F-1:101系0番代LOT窓セル交換,窓サッシ印刷補修施工)。
※塗装変更車。
サハ103-769も塗装変更車で将来の車体更新を検討中である。
現在はラシ107F(Mc202)の車体更新が最優先でひとまずクハ100-34(弁天橋区仕様)がメーカー塗装車へと改められた。
状態の悪い塗装変更車は組成変更が絡み廃車進行こそ遅いものの計画だけは万全と言える。
今後も101系の車体更新を進めるためサハ103-768,サハ103-769は当分塗装変更車で存置されると思う。
油性メタリックマーカーへの慣れが加味された側面窓セル窓サッシ補修施工ではあった。
本来の名目はあくまで車体状態の維持である。
車体更新が間近であればはみ出したインクの除去はもっといい加減な措置に留まっていたかもしれない。
なおツヌ324F-1はサハ103-769の竣工と同時に再出場となった。
補修箇所が増えた101系800番代LOT側面窓セル。
続いてサハ103-769から撤去した101系800番代LOT側面窓セル窓サッシ印刷の補修に取り掛かった。
全て銀色印刷が失われた窓サッシは少ない。
しかし各所で斑点状剥離が生じており至る所で油性メタリックマーカーを用いた。
斑点状剥離箇所は部分補修では対処しきれず全面補修へ変更している。
少しでも塗り斑を抑えるための対策であった。
ここもインクの特性が味方した施工と言える。
クモハ101-194(ツヌ110F)の入場前に入手した油性メタリックマーカーは文字通り即戦力となった。
艶消しに近いサハ100-227用塗装変更済屋根板。
パンタグラフ台撤去車仕様のサハ100-227もグリーンマックス製スプレーのダークグレーで屋根板が塗装されていた。
施工は2014年6月と約4年前になる。
同時期に電装準備工事撤去,ベンチレーター追設車仕様化したサハ100-68の屋根板交換を行っている。
入場が近い割に塗装変更済屋根板の仕上がりは大きな差があった。
殆ど艶の無いサハ100-227用屋根板は失敗作と言えた。
これを磨きクロスで擦り半艶状態まで持ち上げる。
しかし雑な塗装を前に目標には届かなかった。
残された改善策は再塗装しかなく今入場での対策を打ち切った。
車体清掃を終えたサハ100-227。
[サハ100-227]標記の周囲はインレタの転写糊が黒ずんで見える。
ツヌ110Fは拘りの編成だったせいか車両番号標記に乱れのある車両が少ない。
極力再転写を避け部分清掃に留めてきた理由は此処にあった。
転写糊除去が行い難い[サハ100-227]付近は標記ぎりぎりまで爪楊枝を当てる。
その後ゴム系接着剤巻取用爪楊枝で残滓を拭った。
細部には転写糊が残るものの車両番号周囲の黒ずみはかなり抑えられたと思う。
両側とも汚れが目立っていたがインレタを崩さずに清掃を終え再転写は免れた。
白濁部を塗り潰したサハ100形200番代用床板。
本来KATO製101系サハ101形200番代用床板とサハ100形200番代用床板は共用部品である。
モハ100形への電装を前提としたサハ100形200番代にサハ101形200番代用床板は似つかわしくないと思えた。
種車にサハ100-38(トタ5F:Tc14→旧ムコ3F:Mc78)を起用した事もありサハ100-227は床下機器配置を大幅に変更している。
サハ101形0番代用床板へ電動発電器やC-1000形空気圧縮機を追設した他に元空気溜まで移設する気合いの入り方だった。
しかし肝心な部品固定を瞬間接着剤に頼ったらしく台枠裏面は白濁箇所が異様に目立つ。
車体裾の陰に入る箇所ではあったがマッキーで黒色化した。
自家塗装屋根板車装着車のサハ100-68とサハ100-227 (ツヌ110F,ツヌ110F)。
全工程が完了しサハ100-227を組み立てた。
自家塗装屋根板車装着車が並ぶサハ100-68+サハ100-227は屋根板の仕上がりに極端な差が生じていた。
状態の悪いサハ100-227に合わせサハ100-68は途中で磨き上げを中止している。
その甲斐も無く両車の見附は異なるものになった。
仮にサハ100-68の屋根板塗装被膜修正を行っていなければ同等になっていたかもしれない。
数少ない収穫はその差が多少縮まった程度になっている。
↓
サハ100-227(101系800番代LOT側面窓セル交換,窓サッシ印刷補修施工)。
改修を終えサハ100-227(ツヌ110F)が竣工した。
各部の痛みが激しくなっていたがこれらは解消されたと思う。
ペイントリムーバー式印刷消去と電装準備工事一部撤去施工が車体を傷めた原因だろう。
何れも加工終了後の仕上げが絡んだと思われ今回は入念に拭き上げを行った。
窓サッシ再現は製品原形箇所と補修箇所が混在する。
その割には纏まった方だと思える。
↓
サハ100-68+サハ100-227 (ツヌ110F:101系800番代LOT側面窓セル装着車+101系800番代LOT側面窓セル装着車)。
サハ100-227+サハ100-94 (ツヌ110F:元サハ100-38+元サハ101-40)。
そしてツヌ110Fから101系0番代LOT側面窓セル装着車が姿を消した。
出自の異なるサハ100-68,サハ100-227は他車両と程良く馴染んでくれたと思う。
今後は各々で処理方法に違いのある電装準備工事撤去痕が個性となる。
メーカー塗装屋根板装着車が8両を占めるツヌ110Fでは異端車扱いから抜け出せない。
しかし理由があっての塗装施工であり電装準備工事撤去車との相乗効果に期待したい。