試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成3700形3728[3728F] 1次車 後期仕様 種別表示器新ROM表示化 (3768[3768F] 発生品) ※失敗記録:仕様誤認

2017-12-09 21:47:56 | 京成線:3700形
無駄骨。

グリーンマックス製京成3700形3728F後期仕様(1次車:3728F)はフルカラーLED種別表示器に旧ROM表示を採用していた。
独特の色合いを放つ[特急]表示だがプロトタイプ時期を極端に短くさせる要因になっている。
ここで3700形の構成を見直し3798F現行仕様(4次車:3798F)の形態に近い1次車を再登場させる。


京成3700形3728F 1次車 後期仕様。
3728F:3728-3727-3726-3725-3724-3723-3722-3721。
※フルカラーLED表示器旧ROM表示編成。

3768F後期仕様(3768F現行仕様)は回着整備で種別表示変更時に3708F元登場時仕様(3708F-2)と部品を交換した。
主名目は富士川車輌工業製種別表示ステッカーの切り出し失敗予防策だった。
3768,3761のライトケースは印刷技術向上でフルカラーLED式[特急]表示が見易く改善された。
製品仕様のまま他編成への転用が行えると考え運転台側ライトケースだけを入れ替えている。
発生品のライトユニットは3708,3701(3708F-2)には装着せず保管しておいた。
これを3728,3721に取付け新ROM[特急]表示化を図る。


SPフレームTNダミーカプラーを捻出した3300形モハ3324,モハ3345復活新赤電色(3324F)。

3700形では灰色成形密着自動式TNカプラーSPを確保するためスカート付TNカプラーSPの取替を進めている。
TNカプラーSPの代替はSPフレームTNダミーカプラーとする。
SPフレームTNダミーカプラーはグリーンマックス製京成3150形のTNカプラーSP化過程で製作した。
施工時期からマイクロエース製3300形に多く採用されていた。
既に3320F現行色後期仕様(3320F-1:6両編成),3356F復活青電色(3356F)はTNカプラーSPへの交換を終えている。
今回の供出編成は3324F復活新赤電色(3324F)となった。
マイクロエース製3300形のSPフレームTNダミーカプラー駆逐も進んでおり間もなく全廃されるだろう。
モハ3324,モハ3345(3324F)から捻出されたSPフレームTNダミーカプラーは3728の入場前にスカート取付対応を済ませた。


入工中の3728(3728F)。

入場する3700形M2c車の工程は行先表示器部品,ライトユニット,TNカプラーSPの交換となる。
スカート付SPフレームTNダミーカプラー化は車体裾との位置関係を取らなければならない。
よって先に車体関連から作業を開始した。
3728Fは仕様変更の多い編成である。
何度もライトユニットの着脱を繰り返したせいか直近で出場した3768Fや3798Fに比べ嵌合が緩い。
運転台側側面窓セルの整形を終えていながら特殊な事情で再びライトユニットが撤去された。


前面黒色窓枠を補修した3728。

3728の前面黒色窓枠は回着時から一部塗装剥離が生じていた。
今後ライトユニットを撤去する機会は多くないと思われマッキーで塗り潰した。
ところが途中で窓枠と車体断面の識別が付かなくなった。
窓枠にペン先を当てたつもりが車体断面に黒を挿してしまった。
このままでは逆に見窄らしくなる。
誤魔化すには車体断面を黒色化するしかない。
各R部の処理に苦闘しながらも大半を覆うことが出来た。
この辺りから作業進行が怪しくなり始めた。
前面窓セルの擦過痕までも気になり手を伸ばしている。
透明セルの修正は慣れておらず時間を割いた割には何も結果を得られずに終わった。


3768から転用となる行先表示器部品とライトユニット。

行先表示器部品とライトユニットの交換でも誤算が生じた。
所有する京成3400形,3700形の運行番号表示は全面的に富士川車輌工業製ステッカーを貼付している。
彩度の高まった[A07]だったが他編成と比べてまだ視認性に劣る。
行先表示の[成田空港]は製品仕様を守りたく3728に貼付済だった[A17]を移植した。
3728Fは元々[成田空港]表示にしており[A07]の使用を取り止めた時点で全く意味の無い部品交換となった。
更に印刷済の[特急]表示が旧ROMの[LTD.EXP.]だと気付いた。
新ROM表示は[Ltd.Exp]で小文字併用となる。
今更3768Fの製品仕様が旧ROM表示だったと判明している。
新ROM表示化には富士川車輌工業製種別表示ステッカーを貼付する必要が生じた。
一瞬無用のライトユニット交換に思えたが赤地[特急]表示がステッカーの切り出し失敗を補える。
本来の用途とは異なるが元3768用ライトユニットを装着した。
富士川車輌工業製新ROM[特急]種別表示ステッカーは僅かに寸足らずとなった。
ライトユニット交換は吉に出たと言えるだろう。


SPフレームTNダミーカプラーを取り付けたTR-180床板。

車体を組み立てスカート付SPフレームTNダミーカプラー化に取り掛かった。
旧製品の3728FはTR-180床板装着車である。
TR-180A床板装着車とは異なり当初からスカート付TNカプラーSPの収まりが良かった。
SPフレームTNダミーカプラーへ変更しても取付位置は維持したい。
よってカプラー交換の影響を最小限に抑える必要があった。
3728に装着していたスカート付TNカプラーSPの加工はスカートの嵌合ボス切除だけで済まされていた。
ここがTR-180床板装着車とTR-180A床板装着車の違いだった。
モハ3324から供出したSPフレームTNダミーカプラーはTR-180A床板装着車仕様で整形を終えている。
スカートの固定はジャンパ連結器が基準となるため影響は無いと考えられた。
よってTR-180A床板装着車仕様のままスカート取付に入っている。


スカート付SPフレームTNダミーカプラーへ交換された3728。

ゴム系接着剤による固定はスカート付TNカプラーSP時代から変更していない。
TR-180床板は台枠が車体全長に揃っており剛性が高い。
幾度か修正を要した3768F,3798Fに対し位置調整は楽に行えた。
車体裾との空間も抑えられ旧製品の利点が顔を出している。
手早くスカート取付を終え接着剤の固着を待った。




3728 [A17 特急 成田空港]:種別表示変更,スカート付SPフレームTNダミーカプラー化,貫通扉種別表示器下部段差再現ステッカー廃止。


全表示が富士川車輌工業製ステッカーで揃う3798(3798F)。

スカートは無事固着しずれる心配は無くなった。
組み上がった3728は何処か統一感に欠ける。
恐らく製品印刷を活用した[成田空港]表示のためだと思う。
フォントが若干異なりLED表示にばらつきが生じてしまった。
行先表示は富士川車輌工業製ステッカーで存置するべきだった。
3721では行先表示器部品の交換を見合わせる。
この違和感は富士川車輌工業製ステッカーを継続採用してきた作用だと思われる。
旧ROM表示編成での出場であれば3768F出自部品の組合せが十分に有効となるだろう。


3728 点灯試験[A17 特急 成田空港]。


3768 点灯比較[55K 快速特急 西馬込]:3768F(現行LOTライト基板装着車)。

3768,3761では運転台側ライトケースの交換が主で新ライト基板を流用した。
従って3728のライト基板は従来品に相当する。
新ライト基板装着編成は3768Fだけの存在で現時点では照度差を気にする状況ではない。
なお長らく貼付してきた貫通扉種別表示器下部段差再現ステッカーを廃止した。
元々採寸を誤っていた上にステッカーの劣化が激しくなっていた。
3700形1次車が3728Fだけの在籍だった際に差別点強調策として製作したステッカーだった。
現在は1次車が増強され3728Fだけが異端編成になってしまった。
ステッカー採寸のやり直しも必要で一定の役目を果たしたと思い剥離している。


3728後期仕様(3728F)。

予想外の事態が重なり予定より遅れて3728が竣工した。
空回りが目立ち事前確認も不足していた。
続けて入場させる計画だった3721は先送りされている。
3721では無意味に終わった工程を省略する。
その後3728の行先表示器部品を復旧し富士川車輌工業製行先表示ステッカーへ戻したい。
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