JM3AVI 山と無線大好き

山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

大喰岳から南岳を縦走

2016-09-05 | 山と無線

2016年9月3日(土)

 前夜の槍ヶ岳山荘は平日ではあったが結構混んでいて、館内放送では夕食も3回転くらいしていたようだ。相当疲れてはいたはずだがなかなか寝付けず、やはり山小屋は今ひとつ好きになれない。明朝は3時頃に目が覚めた後は寝返りすることもままならず、悶々とした時間を過ごす。4時を過ぎてようやく人の動きが感じられるようになり起き出してみた。玄関ホールへ出ると山支度をした人がたくさんいた。御来光を見るために槍に登るようだ。ダウンを着て外に出てみると、真っ暗な中多くの人が御来光を待っている。槍の穂先に向けてはヘッドランプの灯りが続いている。カメラを取りに戻って御来光を待つことにした。昨年、鳳凰三山の薬師ヶ岳で見て以来の御来光を見てから朝食を済ます。

槍ヶ岳山荘前から見た日の出

 5時50分に山荘を出発、まずは大喰岳を目指す。朝日がまぶしい。少しずつ遠ざかる槍ヶ岳だが、その姿は相変わらず凜々しい。歩き始めて30分かからずに大喰岳(3101m)に到着。早朝とあって430Mhzも空いている。富山県射水市のJH9RSC局と交信し次に向かう。

まずは大喰岳に向かう

大喰岳山頂

鷲羽岳から黒部五郎岳方面

大喰岳山頂から中岳、南岳と穂高の山並

 大喰岳から中岳も約30分で行けた。中岳山頂(3084m)直下には、槍ヶ岳ほどではないものの2段梯子が待ちかまえていた。埼玉県熊谷市のJG1FSZ局がCQを出していたので呼び出して交信する。確か向こうも5WのQRP運用とのこと。相当FBな空中線を使用されているのかも知れない。

縦走路から中岳

中岳へのハシゴ

中岳山頂

 本日最後の南岳の先には、大キレットを隔てて北穂や奥穂など穂高連峰が見えている。いつか大キレットを歩く時が来るのだろうかなどと考えながら南岳を目指す。途中幾つかのピークを越えたり巻いたりしながら、中岳から1時間で南岳山頂(3033m)に到着。430Mhzが不法局で賑やかになってきたので、144MhzでCQを連呼し、富山県高岡市のJA9MGH局から呼ばれる。

南岳への道

南岳山頂

 南岳小屋まで下り、それまで終始見えていた槍ヶ岳に分かれを告げて南岳新道を下る。この道も急な下りで前半こそ歩き安かったものの、後半は壊れた木製ハシゴなどが放置されていて荒れた印象を受けた。疲れた体と悪路に難儀し、予定時間よりだいぶ遅い2時間50分で南岳新道を歩き終え槍平小屋まで戻ってきた。後は登りで経験した道を戻るだけだ。行きにも休憩したテラスでカップラーメンを作り、小屋で飼ったビールでランチとした。

南岳小屋

大キレットが間近に見えた

この橋を渡って尾根筋へ

南岳新道から右俣谷

槍平小屋が見えてからも長い道のり

 槍平小屋からは3時間半で駐車場に戻ることが出来た。この辺りにも日帰り入浴の出来る温泉がたくさんあるが、スマホで検索した温泉施設「ひらゆの森」で安い温泉につかり、充実した山ランを終えて自宅に向かった。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
« 槍ヶ岳 | トップ | 野登山 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (なおぼん)
2016-09-15 17:01:01
あたしは、中房温泉から入って燕から大天井、常念、蝶ヶ岳、下山の縦走コースを学生のころやりました。
槍、穂高は眺めるばかりの根性なしでしたね。
きれいな写真ですね。
山はいいなぁ。
返信する
大喰岳から南岳を縦走 (take)
2016-09-15 23:24:29
ブログ見ていただいてありがとうございます。
初めての槍ヶ岳でした。帰ってからひどい筋肉痛になりましたが(笑)、天気に恵まれいい山歩きが出来ました。
返信する

コメントを投稿

山と無線」カテゴリの最新記事