2014年7月27日(日)
前夜京都を出て伊那市の仙流荘にて車中泊。暗くてよくはわからないが、350台は駐車できるという無料駐車場は7、8割は埋まっている様子だった。
翌朝は4時頃に自然と目が覚める。北沢峠行きのバスは時刻表では6時5分が始発だが、場合によってはそれより早く臨時便が出るとの情報があった。明るくなりだした4時半頃にバス停に向かうと3番目であった。そのうちにだんだんと乗客が集まり出し、バスのスタッフもやって来た。5時35分の臨時始発便に乗車、北沢峠に6時20分に到着した。今夜宿泊する北沢峠こもれび山荘にて宿泊の手続きを済ませていよいよ登山開始。登りは双児山の直登ルートを使う。
登山口は北沢峠のバス停のすぐ前。ここから気持ちの良い樹林帯を登って高度を稼いでいく。峠から1時間42分かかって最初のピーク双児山(2649m)に到着。430Mhzで茨城県竜ケ崎市のJG1IJPと交信できた。
次のピーク駒津峰へはいったん70m程下って登り返す。途中で森林限界を超え展望が広がる。双児山から45分で駒津峰(2752m)に到着。仙水峠からの道が合流する駒津峰は急に登山者が多くなる。日曜だというのにアマチュア無線のVU帯は静かだ。144Mhzで韮崎市のJF1NGPと交信しここも終了。
甲斐駒ヶ岳へは六方石の岩場を過ぎ、花崗岩の風化した砂礫の道を登っていく。相変わらず体が重く、ピッチは上がらない。喘ぎ喘ぎ歩を進め、駒津峰から1時間13分かかってやっとのことで甲斐駒ヶ岳(2967m)に着いた。北安曇郡のJF0WQV局と交信。WQV局には、昨年と一昨年にも長野移動で交信いただいている。
甲斐駒ヶ岳での山ランを終了し下山にかかる。途中で摩利支天に寄っていく。分岐から10分で摩利支天(2820m)山頂に到着。こちらまでやってくる登山者は多くない。430Mhzで南佐久郡移動のJG1BXQ局と交信し本日予定の四座を終える。
摩利支天から下山する頃小雨が降りだす。そのうち雨具が必要なくらいの降りとなり、ガスで視界も悪くなった。駒津峰からは仙水峠への道を下る。峠までは急なくだりが続くが、峠からはなだらかな道となる。何よりアップダウンがないのがうれしい。途中で雨も上がった。山荘から指定された16時前には到着し、一人ビールで初日の山ランを終えた。