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山に登ってアマチュア無線やってます  山ラン(山岳移動ランキング)とSOTAの活動記録

向山と萱山

2013-04-21 | 山と無線

2013年4月20日(土)

 歩いたルート

 2万5千分の1地形図「胡麻」にある向山と萱山に登ってきた。両方とも地形図に山名の記載はないが、ネットで検索すると幾つかの登頂記がヒットしたので参考にさせてもらう。この辺りは地図で見ると多くの林道があるが、車が入れるのかどうかなど状態がわからない。最初から林道歩きもいまいちなので、南丹市美山町の向山集落から地形図の道を登る計画とした。

 向山集落は山名の由来だろうと思われるが、向山の北麓にある。府道12号から由良川を挟んで対岸にあり、大野ダムのダム湖となる由良川には立派な橋が架かっていた。

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向山橋 と向山

 集落のはずれの空地に車をおいて歩き始める。作業道のような幅広の道はすぐに終わり、その先はあまり人の歩いていない道を探して歩く。しかし、地形図の道かどうかはわからず、そのうち踏み跡も不鮮明となる。しかたなく目の前の急斜面を登る。傾斜は急だが藪もなく比較的登りやすい斜面だ。ようやくたどり着いた尾根は、P495の少し南側だった。そこからしばらくは緩やかな尾根を登る。歩き始めから1時間でP540に到着。その先傾斜はやや急になるが、右手に現れた鹿避けネットの残骸に沿って登る。P540から35分で、三角点(695.5m)のある向山山頂に到着した。気持ちの良い自然林の山頂だが展望は良くない。430Mhzは入感なく、7Mhzで宮崎県日南市移動のJH6QIL局と交信した。

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山頂のプレート、背後の山並みは長老ヶ岳から南に伸びる尾根

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向山の三角点

 向山から西に方向を変え萱山に向う。尾根筋の南側は広く伐採され幼木が植えられている。一方北側は向山への登りから見てきた鹿避けネットの残骸が続くものの自然林である。何のためにネットを張ろうとしたものか、いまひとつ不明である。

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南側の伐採地

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北側には長老ヶ岳

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ネットの間を歩く、北側のネットはほとんど垂れている

 林道手前のP667へ杉林を急登すると、あとは京丹波町との境界辺りから林道に下りる。下りたところは丹波広域基幹林道であった。この林道は一般車通行禁止で、林業用の車を見かけることもなく実にもったいない。多くの税金を投入して作った道であり、一般車も通れるようにしてほしいものだ。それはともかく、今度は萱山めざし少し林道を西に進んだ辺りから南側の斜面に取り付く。山頂手前には京都府の防災無線用の反射板や関電の送電線鉄塔があった。向山から50分で萱山山頂(648m)に到着。三角点はないが山名プレートが何枚か架かっていた。7Mhzで長野県伊那市のJA0GSG局と交信した。

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南丹市と京丹波町の境界辺りで林道に下りる

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萱山山頂のプレート

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萱山山頂

 当初の計画では下山は往路を戻る予定であった。しかし、今日は夕方から天気が崩れる予報でもあり、また向山に登り返すのも骨が折れるので、目の前の林道を下ることにした。基幹林道を西に進み、林道向山線に入る。ここにゲートがあり一般車を入れないようにしている。

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基幹林道から送電線に沿って北西の眺望

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林道向山線の分岐にあった基幹林道の説明

 林道向山線は送電線の下を何度も潜りながら高度を下げていく。落石や小規模な崩土も多く少し荒れている感じだが、何とか車で上がれるようだ。林道を下ることを決めた時の懸念は、どこで由良川を渡るかということだった。地形図では、大野ダムのすこし下流に細い橋が書かれていたので、この橋を渡るために林道から山道に取り付くことを考えていた。しかし、林道を下りきった先には整備された道路があり、由良川には真新しい長瀬大橋が架かっていた。その先は長い府道歩きで車に戻った。萱山山頂から2時間を要した。

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長瀬大橋の上から向山と萱山を見る

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