2013年1月3日(木)
播磨移動の二日目は、姫路から加古川方面の低山を移動する予定だ。
甲山(98m)「姫路南部」
山陽電鉄妻鹿駅の北にある山。地形図を見ると中腹まで道があるが、この道は関電の巡視路のようで、深い笹を刈り込んであるが車が入れるような道ではない。歩いて登るが、道の終点から先は深い藪で、とても正月から分け入る気もせず断念した。*甲山の東に位置する139.6mの三角点峰が昨日交信した移動局のいた御旅山と言うらしい。こちらの山はハイキングコースが整備されており、登山口に標識もあって、むしろ地形図に名前を載せてほしい気がした。
仁寿山(175m)「姫路南部」
先程の甲山の北西にあり、国道2号線姫路バイパスの北側に小富士山と並んでいる。山頂にテレビ局などのアンテナが林立しており、麓からもよく分かる。山頂まで車道が通じているが、集落の先でチェーンが閉まっており一般車は入れない。仕方なく奥山集落手前の広い道に路肩駐車し、山頂まで車道を歩く。ここでも何人もの市民が散歩されていた。430MhzでCQを出すと、加古川辺りを車で走行中のJA3WPN局から声がかかった。
麓から見た仁寿山
仁寿山山頂
小富士山(173m)「姫路南部」
仁寿山での山ランを終えて来た道を半分ほど戻ると、小富士山への登山道がある。道ははっきりしているが標識などは見当たらない。幾つか分岐があるが、尾根筋方向に進むと良いようだ。岩場の多い道である。山頂は広く、展望はすこぶる良い。山頂の北側には寺があり、大晦日には地元の人が多く登ってきたのか、火を炊いた後が残っている。登ってきた道に沿うように電柱と電線があり、電気は来ているが日頃は無人なのかもしれない。430Mhzで徳島県佐那河内村移動のJG5VFK局と交信し、天気と見晴らしが良いので腰をすえてしばしCQを連呼する。QSOパーティのノルマである20局達成のために、ここで更に6局と交信した。
麓から見た小富士山
小富士山山頂
日笠山(62m)「加古川」
国道250号線を東に走り、姫路市と高砂市の境界にある日笠山に向う。山頂は公園になっており、車の駐車スペースもある。菅原道真が大宰府に流される途中立ち寄って腰をかけたという「腰掛岩」があった。144MhzでJH3FGI局と交信する。
日笠山山頂
腰掛岩の解説
大北山(92m)「加古川」
日笠山から北に延びる縦走路がある。最初のピークは夫婦岩と呼ばれ高砂市街の展望が良い。更に北に進むと次のピークが大北山で、山ランに有効のようだ。簡易なベンチがあるだけで山頂を示すものは見当たらなかった。430Mhzで加古川市のJA3SPM局と交信し来た道を戻る。
大北山山頂
魚橋山(102m)「加古川」
高砂市阿弥陀町魚橋集落の北にある山。ここも地形図に名はないが山ラン有効とのこと。東側は採石場になっているようで、地形図にある道は試すのを止めた。南側の尾根尻から登れそうだったので入ってみる。前半は岩場、後半は薄い藪だったが、なんとか山頂に立つことが出来た。交野市交野山からメンバーのJM3GVH局が出ていたので、新年の挨拶を交わす。
魚橋山の登りに見た土塁
こんな岩場を登る
岩場の上からの展望
宝殿山(60m)「加古川」
生石神社の裏山に当たり、本殿の左右から岩場を上る階段が付けられている。有名な神社なのか、初詣の参拝者が次々とやってきて賑わっている。そのうちの多くが宝殿山まで登っていく。山頂は「大正天皇行幸跡」の石碑や東屋がある。430Mhzで西宮市のJJ3WDG局と交信する。
宝殿山山頂から高御位山方面の眺望
竜山(92m)「加古川」
宝殿山の南にある92.4mの三角点峰。北側の道は採石場か何かの道で入れない模様。山頂にアンテナも立っており、どこかに登山道があると思うが分からずに登頂をあきらめる。*後でネット検索したらしっかりと登頂記がありました。予定の山が多かったので、準備不足は否めません。
日岡山(51m)「加古川」
加古川市の日岡山公園の西にあり、公園内に無料の駐車場がある。散歩の市民に混じって山頂の展望台を目指す。加古川市の人口を後で調べて知ったが、非常に立派な運動公園である。山頂の展望台はOAAはりまハイツの屋上でとても広い。144Mhzで市内のJL3YWC局と交信した。
展望台横の三角点
山頂の広い展望台
城山(85m)「三木」
日岡山の北西、JR加古川線の神野駅の東に位置する。東麓に山頂まで通じる車道があるが、取り付きが入りにくそうだったので歩いて登る。山頂にはコンクリート製の社が立っていた。50Mhzで高砂市のJG3TWK局と交信し、二日目の異動予定をすべて終了した。
山頂の三角点と山名プレート
山頂から加古川を望む