1月15日(土)
明日の日曜は大荒れの天気予報だったので、山行きには今日のほうが良さそうと近場の山に出かけた。
出町柳から叡山電車に乗って二ノ瀬で下車。さすがにこの季節の電車はすいており、二ノ瀬で下りたのは一人だった。鞍馬川沿いの道を少し上流に行くと、東海自然歩道や北山トレイルの標識があり、「夜泣峠から大岩」への山道に入る。最初の階段を過ぎると杉林となり、先日からの雪で折れた木が何箇所も道を塞いでいる。なんとかやり過ごし夜泣峠を目指す。二ノ瀬から向山への登りは北側斜面のため、5cm前後の雪が残っている。夜泣峠には由来を書いた解説板がある。峠の分岐で向山から山幸橋に抜ける迂回ルートへ左折する。
夜泣峠の解説板、斜面に地蔵が見える
向山への道は北山トレイルの標識が整備されており、迷うことはない。前に歩いた人の足跡が凍っており、今日は誰も歩いていないようだ。向山山頂(420m)は小広いところで、少しだけ樹木が切られたところから市原方面の展望があった。430FMでのCQに、JA3WPNから一発で応答があり一座目を終了。
向山山頂、地形図には426mとの表記がある
下山は山頂から南へ下る。南側斜面は雪もすっかり解けており、よく踏まれた落ち葉の道だ。老人ホーム市原寮の西側で、鞍馬街道まで300m程の所に下りることが出来た。
次の神山へは一端鞍馬街道を南下し、小町寺のバス停を過ぎた次の道を西に入る。住宅街を抜けると老人施設友々苑があり、その横の道から山に入る。しかし、その先で道がわからなくなり、最初に着いたピークは東側に200mくらい外れたところだった。仕方なく一度間の谷を下りて目標のピークに登り返すがここも道がない。少し藪こぎをしながら何とか斜面をよじ登り、神山の山頂(302m)に着くことが出来た。ところが途中の藪で無線機のアンテナを引っ掛けたようで、年末に調達したダイヤモンドのSRH779が途中からぽっきりと折れていた。やむなく予備に持ってきた3エレ八木をセットし、CQを連発していると大津市のJK3JXPから声がかかって2座目も終了。JXP局とは以前にコンテストで何回もQSOしているがCWばかりで、フォーンでの交信は初めてだ。
神山山頂の三角点
山頂の南には上賀茂神社のものと思われる注連縄があった
神山からの下山は南側の踏み跡を辿り、途中から国有林の境界杭もある道を下る。下りた所は神山の南西に市原町が入り込んだところで、リサイクルや自動車修理などの会社があるところだった。結局、神山の登山では、地形図にある道を一度も歩くことがなかったようだ。道迷いとアンテナ一本の損失はあったが、無事下山できたのが何よりだった。