思う存分楽しめ!広告業界就職活動学生 ~09年度新卒へ~

これまで広告業界を志望した人達が、これから広告業界を志望する人達へメッセージを送るブログです。

当意即妙~就職活動は思いやり~

2005-08-04 21:22:26 | OB・OG訪問
はじめましてブログライターの孫子です。

タイトルの当意即妙(とういそくみょう)という言葉、これは私が就職活動を始めて、最初に学んだ言葉です。

当意即妙の語義は、その場に上手く適応したすばやい気転。相手の気持ちを汲み取り、相手の思うことをすばやく的確に行う機転。という意味があります。

当意即妙の力を得るためには相手の思考様式を、相手の日常生活、過去の経歴、とりあげる話題などから類推しなくてはなりません。つまり相手がどういうことを思っているのかを知る必要があります。当意即妙への第一歩は相手を思いやること(相手の立場で考えること)なのです。

そして、相手を思いやることがいかに大切かということを、今回は私の初めてのOB訪問における失敗から話していこうと思います。

昨年の9月、私はM先輩に初めてのOB訪問を申し込みました。M先輩は会社で営業や媒体とは違った特別な部署で働いていらっしゃいました。私はこのことを事前に知っていたのですが、気になっている、営業や媒体、マーケティングなどの疑問を何度も質問し、ついにはM先輩を怒らせてしまったことがあります。

このときの私は、自分の質問を相手が答えられるか否かを考えず、自分が聞きたいという気持ちばかりを優先していました。その結果、植物学者に対して哺乳類の生態について質問するのと同じような無礼をはたらいてたわけです。

また、M先輩はA社にしか勤めていらっしゃらないにもかかわらず、他社と比較したA社強み、弱みなども質問していましたが、他の会社で働いたことのないM先輩に「具体的な強み、弱みを教えてください」と頼むことも上記のような無礼に相当することでしょう。

他にも、待ち合わせ時間にお互いの連絡がとれず、お話を伺う時間が遅れた際、私は、開口一番に連絡が取れなかったことを先輩に言ったのですが、そのとき先輩に「君が、これからサービス業で働いていくとして、同じようなことを先方に言ってはだめだよ。」といわれました。なぜなら、本当の理由が分かったところで、自分が悪くないことが証明されただけで、相手を待たせてしまったということに変わりないからです。場合によっては言い訳していると受け取られることもあるでしょう。こういう時は一歩さがってでも相手を立てるということが必要だとも教わりました。

このように、OB訪問でさえこれほどまで相手のことを思いやることを要求されるのです。実社会にでればどれほどの配慮を要求されることでしょうか。

みなさんもこれからの就職活動、相手のことを思いやること、これを念頭においてみてください。そうすれば私と同じような失敗をすることはないと思います。

広告業界就職フォーラム:http://homepage3.nifty.com/adunion/

                        平成17年8月4日 孫子