第一部読了。
カバーの写真を載せる。
慎重185cmくらいあったそうだ。
第一部では父の情死から自らの結婚、
夫婦間の亀裂。
ヨーロッパが風雲急を告げる展開。
歴史の授業で習った事柄や、
その後知った事柄が出てくる。
若き日にウィーンですごしたヒトラーや
ロシア革命のレーニン・トロツキー・スターリンなど。
サラエボの皇太子暗殺、
民族が自治を目指して蜂起していくさまなど。
エリザベートが祖父のフランツ・ヨーゼフを三度説き伏せ、
ようやくかなったオットーとの結婚。
十六、七の初恋は麻疹みたいなもの。
熱が冷めれば何で?って
よくある話だが、ことが皇帝の後継者になるかどうかの問題であれば、
たかが初恋ではすまない。
オットーもすでに婚約者がいた。
しかも皇帝の孫などと結婚しても、その後の息苦しさを考えると、
拒むのも当然。
しかし、度重なる皇帝の話についに根負け。
男も困るけど、女も困ったもんだ。
って。
物語はエリザベートの諸々の中に、当時のヨーロッパ情勢を織り交ぜて、
続いていく。