パナマ文書で「闇」が少し明かされた。
今度は「パラダイスペーパー」だ。
租税回避地にペーパーカンパニーを設立、しかも幾重にも重層的にだ。
それによって解明を逃れる。
明らかになっただけで数十兆円に上ると。
もちろん日本にもその「恩恵」にあずかっている者はいる。
今回のNHK特集ではアメリカのロス商務長官が取り上げられた。
彼の行状についてはすでに大統領選挙でトランプ氏を、というよりクリントン氏を当選させないために
ロシア・プーチン政権とのかかわりが疑惑視され司法当局の手で解明が進められている。
多くの会社を手放したと本人は公聴会で述べてきた。
が、ここに来て「タックスヘイブン」によりプーチン政権の側近が経営する企業との
取引が明らかになった。
また、イギリス近海のマン島でもタックスヘイブンに関わっているという。
この島は英国王室の属領だという。
ということはこの島の「利益」は英国王室とつながっているということか。
日本でも不正融資で詐欺罪に問われ拘置中の西田という人物。
彼の名も「パラダイスペーパー」に登場する。
NHKが詐欺の舞台となった大手銀行を取材。
担当者曰く、「ジェット機に乗せられたことで信用し融資を決めた」と。
詳細に渡る審査をしなかったか?の問いにははっきりしなかった。
庶民相手には厳密な審査で渋りながら「ジェット機に乗せられた」だけで信用してしまう。
文字通り「乗せられた」ということか。