今日は、自民党総裁選の立候補受付日。
野田聖子氏が立候補すべく奔走したが、20人の推薦人を集められず断念。
一政党の代表を決めることを「速報」で流すマスコミ。
確かに、自民党の総裁イコール総理大臣となる公算大なるものはある。
自民党の終焉が始まった感を覚える。
よかれと始めた小選挙区制度。虚構の多数を国会で占めることができる。
現状は?
安保法案をめぐり世論の反撃に会い、今や立ち往生の感。
60日規定は使わないと明言。
では何のための大幅会期延長だったのか。
ここまで世論の抵抗が激しくなるとは想定外であったから。
ここで60日規定に則って「粛粛」と進める時のリスクは想像に絶する。
今日を入れて会期末まで残り三週間。
連休もあり、実質的には来週いっぱい。
シナリオがどんどん狂いだしてきた感。
中選挙区制の時代、派閥の領袖が競い合い保守票掘り起こしに成功していた。
小選挙区制は、選挙区で一人。
そうなると派閥など何の力にもならない。
選挙を仕切る人間の匙加減で当落、否、立候補者が決められる。
誰に付くのが得かで決まる。
それが、今回の総裁選に如実に現われた。
総ての派閥が安倍へ安倍へと靡いた。
一番に手を挙げたものは「初やつよ」とおぼえもめでたかろうて。
戦後、続いた自民党の時代に幕が下ろされようとしている。
むろん、籍を置く人間に予測はできない。
世の中、有るのは瞬間の現在と悠久の過去のみ。
未来と言う時間などは瞬時もない。
言葉で表現したり口の端に上らせることはできるが、
科学的ではない。