平成7年の阪神大震災の被災者向けに兵庫県西宮市が都市再生機構(UR)から20年の期限で借り上げた復興住宅(借り上げ復興住宅)のうち、同市青木町の「シティハイツ西宮北口」が、9月末に返還期限を迎える。震災で甚大な被害を受けた県内の借り上げ復興住宅で返還期限を迎えるのは同住宅が初めて。同住宅では、現在入居する18世帯33人のうち、7世帯10人が退去を拒否。一方、市は今後も住民が住み続ける場合、明け渡しなどを求めて提訴する方針。被災地では今後、順次借り上げ復興住宅の返還期限を迎え、同様の問題が起こることが想定される。
以上、産經新聞 9/26 電子版から
市は、立ち退きを強制するものでないと言明。
契約で20年となっているのも事実。
20年と言う「時」は、言わずもがなであるが、生れた子も成人となる。
住民にとっても20年は支えあう隣近所の付き合いも深まる。
80近くなっての転居は死ぬことと同義語。
「震災さえなければ」の思いはずっと心のどこかで持ち続けたことだろう。
しかし、起きたことを云っても愚痴になるからとお互いに支えあってきたはず。
もっと血の通った行政を望む。