夜の闇に浮かぶパリの凱旋門です。
凱旋門というだけあって、ナポレオンがフランス軍の栄光を讃えるために1806年建築を依頼したそうですが、完成は1836年になってしまい、ナポレオンは既にこの世におらず、1840年葬儀時にご遺体が凱旋門をくぐったそうです。
この中央には無名戦士の墓があります。
フランス各地には、第一次、第二次大戦の戦没者慰霊碑が有りますが、凱旋門もフランス全体の、またパリという一都市における慰霊碑の役割を果たしているのでしょう。
昼間の堂々とした姿ではなく、闇夜にひっそりと浮かび上がる姿を見ると、ますますそういった一面を実感します。
画像だと街灯が、あたかも凱旋門に更なる光のめぐみを与えているかのように見えました。