ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

サン・テティエンヌ大聖堂南塔そばの部分(ブールジュ、フランス)

2020-07-05 09:28:18 | フランス物語
大聖堂の真後ろから、少し左に移動します。
全貌が見えてきました。
とんがり屋根の塔は南塔となります。
そのそばに別の建物のように見える部分がありますが、これは大聖堂に付随しています。
少し不自然な構造に感じます。
過去の歴史を調べてみると、14世紀初頭に南塔が傾いたため、脇を巨大な控え壁で補強したそうです。
その名残が補修工事を経て、現在の姿を導いているのかもしれません。
建物自体は壮大ですが、構造は脆弱なゴシック大聖堂ならではの改築史といえます。

(週刊ユネスコ世界遺産 第41号 を参考にしました)