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ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

初めてのフランス・パリの思い出

2019-03-02 21:35:24 | パリの思い出
初めてのフランス

パリに住むにあたり、まず下見に行くことにした。
パリに着き、夕方ホテルにチェックインする。メッセージがあり、明日の晩の食事会の予定が、今晩になったとのこと。そのまま時差ぼけの状態で、食事に行ったため、あまり食欲も無かったが、女性陣がきれいな人ばかりだったので嬉しかった。
帰りはTさんが、夜のコンコルド広場でのびあがるように手を上げ、タクシーを拾ってくれて、ホテルまで送ってくれた。
翌日、下宿の下見にいく。昼にブイヤベースの店に連れてってもらう。そのようなものを食べるのははじめてだった。きれいな女性の前で、慣れぬ手つきで食べる。
最後の日は、ホテルの近くでフランスの農業見本市があったので見に行く。様々な家畜、製品が大々的に展示されており、改めて農業国だと感心する。
やっと時差ぼけが直ったころに、日本に戻る。

高層ビル建設、パリ議会が否決

2014-11-19 22:11:52 | パリの思い出
高層ビル建設、議会が否決=パリ市議会

 【パリAFP=時事】パリ市議会は17日、市内に43階建ての高層ビルを建設する計画を否決した。イダルゴ市長は、議員の投票手法に違反があったとして不服申し立てする方針。
 計画では、2017年までにパリ市南西端に高さ約180メートルの三角形の高層ビルが建設される予定だった。これに対し、市議会は反対83、賛成78で否決。イダルゴ市長は、無記名投票にもかかわらず議員らが投票用紙を見せていたとして、投票結果の無効化か表決のやり直しを求めている。
 パリでは1973年、高さ約210メートルのモンパルナスタワーが完成したが、景観を損ねるとして批判を浴び、その後市内にはこれを超える高層ビルは建てられていない。(2014/11/18-10:57) 2014/11/18-10:57



このような景観論争が繰り広げられるパリは健全ですね。
最初、このニュースを読んだとき、パリに高層ビルなんてけしからん、と思ったのですが、場所がパリの南西部の市境のポルト・デュ・ヴェルサイユの見本市会場付近だとわかったので、賛成派が多いことが理解できました。
パリの真ん中にある画像のモンパルナスタワーほどは醜くないという判断なのでしょうね。
もともとこの計画は2008年ごろ、ドラノエ市長の頃から出ており、その時はひとまず立ち消えになったようですが、市長がイダルゴさんに代わって、また出てきたようです。
雇用の創出とか、経済的な利点が多いようですが、個人的には端っこといえども、あの美しいパリに高層ビルを建てるのは止めていただきたいです。
今までのように、ラ・デファンスとかの、一部の場所に限定していただきたいです。

マリーアントワネットの後姿(コンセルジュリー)

2007-09-02 00:44:01 | パリの思い出
サント・シャペルに入るには、まずコンセルジュリーから入っていきます。
セーヌ右岸のカフェで昼食を済ました後、両替橋を渡ってシテ島に入り、コンシュルジュリーに入りました。
中では「衛兵の間」という、薄暗くて広い場所を通っていきます。
写真はマリーアントワネットの独房の様子です。
彼女の人形が、寂しそうに座っています。
机の上の小さなキリスト磔刑像が印象的です。
他には、資料などを集めた部屋もあり、コンセルジュリーの歴史を物語っています。

サント・シャペル聖堂 ゴシックの宝石

2007-08-25 22:11:26 | パリの思い出
写真はパリのサント・シャペル大聖堂の内部です。
内部は二階に分かれており、一階部分は王家の使用人の礼拝堂、二階は王家の礼拝用として利用されたそうです。
そういわれると、この豪華なステンドグラスは二階にありました。
一階を通りすぎた後に、この部屋に上ります。
そこには壁面一杯に、このようなステンドグラスがあり、結構強烈な印象がありました。
「ゴシックの宝石」のようなこの美しい光の中に、身を浸せたことに、つくづく大きな幸せを感じることができました。

このサンシャペル聖堂は1248年、ルイ9世がコンスタンチノープルの皇帝から購入した聖遺物のコレクションを納めるために、建築家ピエール・ド・モントイユに命じて建築させたものです。

(ぶらりあるき パリの博物館 中村浩 著 芙蓉書房出版 を参考にしました)

ロートレックのポスター展

2007-08-18 23:16:55 | パリの思い出
前回の記事で、マイヨール美術館の事を書きましたが、そこに行ったきっかけは、その時に行っていた特別展によるものでした。
その情報は、パリの日本人向けの本屋や食料品店に置かれている、在住日本人向け新聞から得たものです。
しっかり読んでいると、結構イベントの紹介などもあったりして、重宝したものでした。

さて、その特別展というのは、トゥールーズ・ロートレックのポスター展でした。
暗い部屋の中で、彼の元気良く、生き生きとしたポスターが展示されていました。

ロートレックは、シェレー、ミュシャと共に、近代ポスター創成期を飾る三巨匠といわれています。
画家としての副業・余技として、ポスターの仕事をこなしていました。
彼の作品の特徴は、流れるような描線、大胆な平面化、明暗のコントラストを強調する色面の配置だと言われています。
そして瞬間の動きを、即興的に捕らえています。
美しさという点では、ミュシャによるサラ・ベルナールを扱ったポスターなどには劣っていますが、ムーランルージュという、雑然とした華やかさには、ロートレックの筆致がよく似合います。

この特徴は、浮世絵や水墨画など、ジャポニズムにより影響を受けたとされています。
まだ日本人自身がその価値をあまりわからなかった時代、すばやく取り入れてくれた鑑識眼には感心します。

(別冊宝島EX デザインの読み方 西岡文彦 著 JICC発行 を参考にしました。)