Jazz-Rambler

Jazzの世界をぶらぶら歩き回る日記

篠崎文(VO)、行武志乃(VO)with高雄飛トリオ

2017-08-11 23:19:11 | JAZZライブ
2017年8月11日(金) 21:00~26:00
■金沢 RIVER SIDE
■高雄飛トリオ withボーカル
高雄飛(p)、川東優紀(b)、中沢宏明(ds)、篠崎文(VO)、行武志乃(VO)、ゲスト三輪一登(ts)






金沢帰省初日の夜。さっそく片町に繰り出しRIVER SIDEへ。
お客さんはまだいなくて一番乗り。そのうち帰省客、観光客などが続々入ってきて結構盛り上がっていました。
1stセット、金沢の若手ピアニストの高(たか)さんトリオの小気味の良い熱い演奏。
そして今宵の歌姫行武志乃さん。お名前は存じていたが歌声を聴くのは初めて。スタンダードにJ-popなんかも織り込んで楽しませてくれました。1stセット後ベースの川東さんが来て初めてごあいさつ。キリっとかつ太い演奏といった感じで美人顔なので吉野師匠の美しすぎるカルテットの若林美佐ちゃん(b)のトラで十分通用するのでは?っと ずぅ~と思いながら聴いていました。
2ndセットでは、フロントにたまたま初めて遊びにこられた名古屋のサックス奏者の三輪さんというかたがシットイン。なんとなくサックスの演奏も聴けてお得な夜になりました。そしてこのセットは店主のブンちゃんがボーカル。私のお気に入りのナンバーをパンチのある歌声で魅了してくれました。
休憩中、ブンちゃんが隣の男性客と話していて途中で私にサックスの話を振ってきたのでそのまま一緒にいろいろと楽しくお話ができました。
3rdセット三輪さん、志乃さんのフロントで盛り上がり、ライブ演奏後このお二人とお話、FB友達登録。
ライブ後はカウンター席に移り、隣にサックスをされている女性とレッスン談義。ブンちゃんとも26時近くまでいろいろと話し込み片町の深い夜は更けていきました。






■Set List
1-1. Alice in Wonderland *inst
1-2. In A Sentimental Mood *inst
1-3. Our Love is Here to Stay *inst
1-4. Summertime / shino yukitake(vo)
1-5. Moon River / shino yukitake(vo)
1-6. 夏をあきらめて / shino yukitake(vo)
1-7. Over The Rainbow / shino yukitake(vo)

2-1. I Remember Clifford *inst
2-2. All the Things You Are *inst
2-3. St. Thomas *inst
2-4. The Days of Wine and Roses / aya shinozaki(vo)
2-5. Just the Two of Us / aya shinozaki(vo)
2-6. Sweet Georgia Brown / aya shinozaki(vo)

3-1. You Don‘t Know What Love Is *inst
3-2. What's New *inst
3-3. Blue Bossa *inst
3-4. Feel Like Makin' Love / shino yukitake(vo)
3-5. Route 66 / shino yukitake(vo)
3-6. Georgia on my mind / shino yukitake(vo)



西田麻美(vo) with ぱくよんせ(pf)★蕨Our Delight

2017-08-10 23:23:38 | JAZZライブ
2017年8月10日(木)
■蕨Our Delight
■西田麻美(vo) with ぱくよんせ(pf)



ぱくさん大絶賛の西田麻美さんのボーカルを聴きにはるばる蕨へ。
店は初めてのOur Delight。蕨駅からすぐにあり超便利。料金は2500円+ドリンク500円券2枚でミニマム3500円と格安です。
さて、麻美さん。事前にYoutubeで予習したが、ぱくさんの絶賛の言葉どおり完璧、パーフェクトなボーカルでしたね~!
オペラ歌手後バークリーでジャズ、ゴスペルを学んだそうでその圧倒的パンチのあるな歌とスキャット。それに負けじとぱくさんのピアノが爆裂。今宵のデュオはめっちゃ。凄かった!
‥‥でも、ぶっ飛ばされる感じがなぜかしなかったような?‥‥なんとなく免疫があったんだろう(自分で分析ですが・・)なんとなく以前聴いた札幌Day By Dayの主人のスージーさんこと黒岩静枝さんの歌声とオーバーラップしていたんだと思う。同じ系統のボーカリストです。
だか、その選曲はなかなかの玄人好み。 初めて聴く曲多し・・勉強になりますねぇ。
この店はライブ中は写真撮影、録音禁止を盛んに伝えており、マスイターが私の隣に座っていたので、写真、音源は取れなかったのが残念。そして空調が効いて私を直撃していたためずぅっと寒くて寒くて・・・。翌日帰省の準備をまったくしていなかったので、ユックリライブ後お話ができなかったのが残念でした。
まぁまた西田さんが来られた際には必聴間違いないボーカリストですよぉ。




■Set List
1-1. Just In Time
1-2. This Can't Be Love
1-3. Stormy Monday
1-4. Everything Must Change
1-5. A Foggy Day
1-6. Anthropology~I Got Rhythm

2-1. Caravan
2-2. A Flower Is Lovelysome Thing
2-3. Summertime
2-4. But Not For Me
2-5. Here's To Life
2-6. That's All
Enc.That's All I Want From You

萱原恵衣★代々木NARUライブ

2017-08-07 23:25:53 | JAZZライブ
2017年8月7日(月)
■代々木NARU
■萱原恵衣(vo)、井上ゆかり(pf)、佐藤有介(b)








 
恵衣ちゃんのライブは4月以来で、恵衣ちゃんはふるさと山形凱旋ライブ直前のライブです。山形まで追っかけて行って聴きたいところですが・・・。恵衣ちゃん今回で2回目の代々木NARU出演。初出演を聴き逃したのでチャンスを狙っていました。
そしてゆかりさんに関してはなんと今年初めて聴くライブ。
代々木NARUはめっちゃ久しぶり。2010年~2011年の頃に度々訪れていて、最後は2011年4月にゆかりさん、信平親分、里見紀子さんのユニット「プリマベーラ」のライブ以来ですねぇ。その時にゆかりさんに私の好きな曲、McCoy Tyner の♪You taught my heart to singを事前にリクエストしておいたら、ゆかりさんが事前にめちゃくちゃかっこいい、軽快なボサノバ調にアレンジして三人で演奏してくれとても感激しましたねぇ。懐かしい。
このお店では、あのマラソン」の瀬古さんがいらっしゃって一緒にライブを聴いたこともありましたねぇ。
さてライブ。会社を出るとすでに台風影響の雨が降り出してきたので、急いで店に向かい入店。一番乗りでかぶりつき席に・・
まもなく今週末に山形凱旋公演に向けリハーサルをしていた恵衣・ゆかりのおふたり登場。私ひとりで始めた1stセットですがそのうちに雨の中お客さんがどんどん増えていきましたぁ。
絶妙な素晴らしいゆかりさんの演奏に真面目にタンタンと弾く佐藤さんのベースの演奏にのって恵衣ちゃんの甘いボーカル。この日も恵衣ちゃんらしいバラエティな選曲。
この日初めて聴く曲も披露。小気味よい恵衣ちゃんのMCになんとなくマッタリとしたほのぼのとした雰囲気の和んだライブでした。台風にもかかわらず大勢のお客さんの動員、美紗子ママから10月出演のオファーをもらったようですよぉ・・めでたしめでたし!




■Set-List
1-1. A Time for Love  *inst
1-2. Waltz for Ruth *inst
1-3. Give Me The Simple Life
1-4. So Many Stars
1-5. Night And Day
1-6. Don‘t Know Why / Norah Jones
1-7. It's All Right With Me

2-1. But Beautiful *inst
2-2. Preacher *inst
2-3. Alfie
2-4. Waltz For Debby
2-5. Calling You 
2-6. I'm Beginning To See The Light
2-7. Skindo-le-le

3-1. Mona Lisa *inst
3-2. Fotografia / Antonio Carlos Jobim *inst
3-3. Manhattan
3-4. Saving All My Love For You / Whitney Huston
3-5. There Will Never Be Another You
3-6. Smooth Operator / Sade
3-7. Sweet Georgia Brown enc.Ellie My Love / RAY CHARLES

向井伸子(vo) with ぱくよんせ(pf) ★高田馬場Gate One

2017-08-02 22:21:25 | JAZZライブ
2017年8月2日(水)
■高田馬場Gate One
■向井伸子(vo) with ぱくよんせ(pf)





昨夜、ぱくさんがタグ付されたボーカルの小島伸子さんの投稿にぱくさんのことが書いてあったので、それにちょいとからんでコメント。ぱくさんとコメントのやりとりしていたら小島さんがコメントに入ってきて、「明日のライブ是非いらして・・」とのお誘い。
小島さんの名前は見たことがあるが実際本人を見たことなかったので、ネットでいろいろ検索。
・・・向井伸子・・の名前がちらほら見えてくる・・?? んん?向井?・・・
もしかして・・・と思ってコメントに「もしかして・・・向井滋春さんの・・・!?」といれると・・・「 (^O^) 」のコメント・・・あぁぁぁやっぱりそうですかぁ!!
実は、彼女には一度お目にかかったことあるんです。
昨年の2016年5月7日の三軒茶屋Wisperでの向井さんのライブを聴きにいっていたのですが、その時に彼女がお子さんと一緒に遊びにきていたんですねぇ・・・といった話をコメントで返し盛り上がったので、せっかくなので明日のライブ聴きに行くことに・・・。
gate oneはずいぶん久しぶりだなぁ~何年振りだろう・・。
調べたら2012年3月のデコちゃん(清水秀子さん)のライブ以来でしたぁ。(5年ぶり、2010年前後はよく通っていたなぁ)




さてライブ。今宵のお二人は今日が共演2回目とのこと。
向井さんのボーカルは個性豊かで、体が自然に表現し結構動きが激しい感じ。コール・ポーターの曲がお好きのようで数曲。また私が初めて聴く結構凝った曲もいろいろ織り込みなんだかおなかいっぱいのライブでした。熱い向井さんのボーカルにぱくさんもまたまた熱い演奏でなんだかお得なライブでしたねぇ。





■Set List
1-1. Fly Me to the Moon *inst
1-2. Anything Goes
1-3. What Game Shall We Play Today /Chick Corea
1-4. Lazy Afternoon
1-5. Bluesette
1-6. Love for Sale /Cole Porter
1-7. Every Time We Say Goodbye /Cole Porter
1-8. It's All Right With Me /Cole Porter

2-1. Like Someone in love  *inst
2-2. 彼方の光/Libera
2-3. This Could Be the Start of Something
2-4. Afro Blue
2-5. Aldeia de Ogum(オグンの村)/Joyce
2-6. both sides now(青春の光と影)/Joni Mitchell
2-7. Spain / Chick Corea
Enc. Skylark



♪ What Game Shall We Play Today
1972(Neville Potter / Chick Corea) Barbara Montgomery
チック・コリアが出した『リターン・トゥ・フォーエバー』の中の一曲。それまでの渾沌としたフリージャズの時代に終止符を打ち、フュージョンの幕開けを告げるアルバム。"play"にはもちろん「演奏する」の意味も掛けてあって、「古いジャズから自由になって、今日の音楽をやろうよ」と誘っている。

ねぇみんな、周りを見てごらん
見れば分かるさ、人の愛し方が
人生はパラダイス、さあ一緒に
今日はどんな遊びをして遊ぼ?

人はただ、幸せになりたいもの
嫌なことは捨て、自由になろう
人生はパラダイス、さあ一緒に
今日はどんな遊びをして遊ぼ?

君の進むべき道は君の中にある
ただそれが今は見えてないだけ
真実を見つけよう、必ずきっと
今日はどんな遊びをして遊ぼ?

さあ、みんな集まれ、僕たちは
何をしても何になってもOKさ
何もかも初めて見るものばかり
今日はどんな遊びをして遊ぼ?


♪Lazy Afternoon
作詞: ジョン・ラトゥーシュ John Latouche
作曲: ジェローム・モロス Jarome Moross
出典: 舞台ミュージカル The Golden Apple (1954) より

タイトル通り気だるい雰囲気を持ったブルージーな誘惑歌。『いつだってこの歌を歌うとこんな雰囲気になるんだ。どういったイメージで作られたか知らないけど、僕はこの歌が好きなんだ』 とトニー・ベネットが言っている。 歌手好みの歌なのか、歌手の実力を示す恰好の素材なのか、多くのジャズ歌手が歌っているスタンダードだが、デューク・エリントンの多くの曲同様、レイジーな歌は日本人にはそれほど人気の曲ではないようだ。出典はホメロスの叙事詩オディッセイウス、イーリアスをベースに、時代を 20世紀初頭に置き換えたミュージカル The Golden Apple 中の曲。オフブロードウェイの劇場では 173 回と評判をよんだが、後にブロードウェイに進出したもののすぐに打ち切られたという。舞台は失敗に終わったが、官能的な農夫の娘ヘレンを演じたケイ・バラード Kaye Ballard が歌ったこの歌のみがスタンダードとして残った。この舞台ではトロイ戦争の発端となった「トロイのヘレン」は、ワシントン州のオリンポス山のふもとエンジェルズルースト町に住む老メネレイオスの妻で奔放なヘレンという役に変えられている。旅回りの巡回販売員パリスはヘレンの前に現われ彼女をさらって行ってしまう。米西戦争から帰ったばかりの屈強な男ユリシーズは義憤から二人を探しに出かけ 10年間さまよい歩き、さまざまな誘惑に打ち克ち、素手でパリスを倒して最後には自分を待ち続ける貞淑な妻ペネロープのもとに帰って来るという物語。 この歌は夏の暑い日中にヘレンがパリスを目と手で裸にしながら歌ったものという。

気だるい昼下がりねカブトムシは羽音を鳴らし、チューリップは花ひらき、他に人っ子一人として目にすることはなく私たち二人だけ。
気だるい昼下がりね農夫は収穫を放っておき、牧場では牛たちが眠り、カワマスは跳ぶこともなく遡上をやめそして私たちは夢を見る。ふっくらした桃色の雲が山の向こうに浮かびバラのように広がっているわ。あなたが私の手を握りじっと座っていると草木の伸びる音を聞くことができそうね。
気だるい昼下がりね私の揺り椅子はあんたに合うわよ、これまでにないおいしいケーキを作ったわ、それからおいしい紅茶をピッチャーで用意してあるわ。だからこの気だるい午後は私と過ごしてね。ふっくらした桃色の雲が山の向こうに浮かびバラのように広がっているわ。あなたが私の手を握りじっと座っていると草木の伸びる音を聞くことができそうね。気だるい昼下がりねそう知っているのここは静かでヒナギクがはびこる音以外は聞こえない場所だと、誰も立ち寄ることもないわ。さあこの気だるい昼下がりを私と一緒にすごしましょ。