Jazz-Rambler

Jazzの世界をぶらぶら歩き回る日記

「ボサノバ」

2018-06-05 18:18:33 | JAZZ★SAX
2018年6月5日
この間のハーモニカとギターのデュオ「もにじん」のライブのときの♪デザフィナードの曲紹介のときの「おもしろMC」
このお二人とはほぼ同じ世代なので話が懐かしいんですよねぇ!

■ジンジン:ボサノバの代表曲ですね。ボサノバという言葉が初めて歌詞の中に出てきた曲でもありますね。「これがボクのボサノバだ・・」
■マツモニカ:そうですね。「ニューウェーブ・・」みたいな・・
■ジンジン:ボサノバという言葉を使うとカッコよかった。「ボサノバ」という名前の洗濯機があったらしいですねぇ。
■マツモニカ:ホントですかぁ! へぇぇすげぇなぁ! まぁ日本でいえば・・「銀河」というところですかね・・「新銀河」か・・・
■ジンジン:「風神」・・とかねぇ
■マツモニカ:「風神」ありましたねぇ・・!
■ジンジン:・・・プロレスのねぇ・・中継で試合と試合の間に掃除機でリングを掃除するんですねぇ。三菱電機のね・・・
■マツモニカ:宣伝のためにねぇ・・そんなのよくおぼえてますねぇ



※ネットで検索したらでてますねぇ
日本プロレスのころ、スポンサーに三菱電機が入っており、その宣伝をリング上でやっていました。番組中に生コマーシャルとしてリング上などで掃除機の実演宣伝が行われ、三菱電機が作っていた電気掃除機「風神」が試合と試合の間に出てきてリングを掃除するのです。
土俵をほうきで掃き清めるように、リングを掃除機で吸い清める──。時代が大きく変革した瞬間といった感じですかね。
このときテレビの実況アナウンサーがこう言うのです。
「おっと、リングに三菱の風神が出てまいりました」
のんびりとした宣伝でしたねぇ。
なんたって実況アナウンサー(清水一郎氏)ものんびりやっていました。

この曲「ボサノバ」という言葉が初めて歌詞に使われた記念碑的な作品ということで、いままで気にしていなかった歌詞を探ってみました。
「Desafinado」ってポルトガル語で「調子はずれ」とか「音痴」なんて意味のよう。
恋人同士の微妙なズレを音楽の調子のズレに例えているよう。
新しい感覚を感じ取れないあなたの頑固なセンスのせいという生まれて間もないボサノバからの挑戦状というニュアンスが含まれているようです。

初期のジョビンが作った曲の一つ。ニュートン・メンドンサがポルトガル語の歌詞を付けた。最初「ジャズサンバ」と名乗っていたが、この歌に出てくる「ボサノバ(新感覚)」がこのジャンルの代名詞になっていく。元の歌詞は「僕はどうせ音痴さ。君はいつも笑うけどね。でもこれが僕の心のサンバなんだ」という内容。少し音程を外して歌うのがミソ。


恋はいつまでも終わらないメロディ
詩人はそれをシンフォニーに喩える
月明かりに指揮されたシンフォニー
でも僕たちが歌うとなぜか調子外れ

前は君のキスで体が熱くなったのに
今ではオーケストラも響かないんだ
君はいつもと違う歌い方をしている
ボサノバみたいにスイングしなきゃ

前だったら二つの魂が調和していた
でも今は言葉さえ韻を踏んでいない
君は心のメロディを忘れてるんだよ
調子外れになるなんてどうしたの?

君の心を僕の心にチューニングして
ハーモニーを合わせ恋の唄を歌おう
二人の心がぴったりと一つになれば
調子外れも消えて一緒に歌える筈さ


あぁぁぁぁぁ 見っけぇぇぇ⁉️
これは、冷蔵庫バージョンの「ボサノバ」



ボサノバのリズムはサンバから派生したものですし歌われている言語はブラジルの公用語であるポルトガル語です。ちなみにボサノヴァのボサとは「隆起」「素質」「傾向」「魅力」ノヴァは「新しい」という意味で、英語の「ニューウェイヴ」仏語の「ヌーヴェルヴァーグ」と少し感覚が似ています。ブラジルではボサノヴァの最盛期、冷蔵庫や洗濯機にまでボサノヴァという名前がつけられたそうです。(写真は当時の雑誌広告)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。