Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

環境安全工学 3

2006-10-08 | Mech Eng
 某大学の機械系の学科で「環境安全工学」の3回目の講義。

 概要は以下のとおり。

 1. これまでの講義
  都合で、今回から参加の学生さんがいたので、前回2回分の講義についてまとめ。
   [第1回]
  ・初回ガイダンス
   [第2回]
  ・安全のイメージ
  ・トラブルの確率とパターン
  ・信頼性工学 その1
  ・教科書、参考書等

 2. 信頼性工学 その2
  前回講義の「信頼性工学 その1」の続き。
  ・信頼性工学の枠組み
  ・信頼性への要求
  ・アイテムの信頼性
  ・故障解析
  ・抜取検査
  ・信頼性試験

 3. ソフトウェアの信頼性
  ・品質
  ・設計と実装
  ・ソフトウェアのテスト
  ・ソフトウェアの検査

 4. 安全とリスク (自動回転ドアのケース)
  ・自動回転ドア事故 事故の状況
  ・間違いだらけの「安全」
  ・安全への低い関心
  ・自動回転ドアの安全規格

 5. 宿題
  4の回転ドア事故のケースに関する宿題を出した。

  さて、どんなレポートがでてくるか楽しみですね。



参考文献
入門 信頼性工学 - 確率・統計の信頼性への適用
福井 泰好
森北出版株式会社

このアイテムの詳細を見る

「信頼性工学」を学びたい人には、特にオススメの新しい入門参考書(2006/7/13発売)。


信頼性工学入門
真壁 肇
日本規格協会

このアイテムの詳細を見る

信頼性工学の定番教科書。

機械系のための信頼性設計入門
清水 茂夫
数理工学社

このアイテムの詳細を見る

定量的信頼性設計の実践的最新の入門書

ソフトウェア工学
中所 武司
朝倉書店

このアイテムの詳細を見る

ソフトウェア工学のコンパクトな入門書。
ソフトウェア開発に関して、歴史や動向、開発技法、要求、設計、品質評価、オブジェクト指向技術等、幅広い内容。
ソフトウェア工学について、「最初の一冊」としてオススメ。

安全とリスクのおはなし―安全の理念と技術の流れ
中嶋 洋介(著), 向殿 政男(監修)
日本規格協会

このアイテムの詳細を見る

2004/3/24、六本木で起きた「自動回転ドアの事故」のケースを詳しく解説。
機械の安全やリスクについて、国際規格や考え方を簡潔にまとめている。
学生や若いエンジニアに是非読んでもらいたい。

インターネット上の参考文献
http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/top/index.jsp
http://www.jaxa.jp/press/2004/01/20040109_h2af6-01_j.html
http://www.sea.jp/SPIN/Reports/SPIN040226-Nara-handout3d.pdf
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 環境安全工学 2 | トップ | 環境安全工学 4 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無線の安全はいかがでしょうか (musen)
2009-06-27 03:04:34
欧州は予防原則で動いてますが。

欧州議会TV:「電磁波問題は最優先課題」
保険会社:携帯リスク関連の病気を民事責任対象から除外
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10276599439.html
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/

あとは利益相反をどう見るか・・・
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10285853911.html
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Mech Eng」カテゴリの最新記事