Dr. Jason's blog

IT, Engineering, Energy, Environment and Management

講義: 情報教育の研究 2010-03

2010-10-08 | Informatics
母校での、「情報教育の研究」の講義の3回目


講義の概要は、以下のとおり。

 「ハードウェアについて考える」

 1. My Computer 各自からの口頭発表とディスカッション
  どんなコンピュータを使っていますか?
  どんな情報機器を使っていますか?

 2. コンピュータの構造 色々な資料から
  全体の構成
  主要部品
  マザーボード
  CPU
  メモリ
  ハードディスク
  自作PCのススメ
 
 2. デジタルコンピュータ小史 
  D. パターソン、J. ヘネシーの教科書から
  
  1946年(公開)  ENIAC  実用的なデジタルコンピュータ

  1951年(出荷)  UNIVAC I  商用デジタルコンピュータ

  1964年(発表)  IBM System/360  IBMの汎用コンピュータ

  1973年(開発)  Xerox Alto  パソコンのコンセプトモデル

  1976年(発表)  Cray-1  スーパーコンピュータの祖先

  1977年(発表)  Apple II  商用パソコン(パッケージ)の祖先
  ※Apple I は、1976年

 このあと、本質的な意味で、我々のコンピュータ環境は、進歩したと言えるだろうか?
 CPU、メモリの高速化、メモリ、HDDの大容量化、ネットワークの高速化が達成されたのは確かだ。
 しかし、それによって、情報処理、ソフトウェアの効率、生産性は向上したと言えるだろうか?


[宿題]

以下の内容について、レポートする。
自分のコンピュータと、コンピュータ以外の情報機器の
使用の歴史を、年代をおって、ハードウェアを中心に
まとめる。
また、コンピュータのハードウェアについて、普段、疑問に
思っていること、困った経験について、まとめる。
800-1600文字程度レポート(A4ワープロ横書き)にまとめ、
次回、講義開始時に提出すること。
レポートのスタイルは以下のとおり。
 学籍番号 学年 学科 氏名 提出年月日
 まえがき
 本文
  私のコンピュータ、情報機器、使用の歴史
  ハードウェアについての疑問、困った経験
 まとめ
 参考文献
  



[今週の参考書]

コンピュータの構成と設計 第3版 「別冊」歴史展望
David A. Patterson/John L. Hennessy
日経BP社



コンピュータの構成と設計~ハードウエアとソフトウエアのインタフェース 第3版 (上)
デイビッド・A. パターソン,ジョン・L. ヘネシー
日経BP社



コンピュータの構成と設計~ハードウエアとソフトウエアのインタフェース 第3版 (下)
デイビッド・A. パターソン,ジョン・L. ヘネシー
日経BP社



痛快!コンピュータ学 (集英社文庫)
坂村 健
集英社



コンピュータ・アーキテクチャ―電脳建築学
坂村 健
共立出版



コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ 第4版 (IT Architects’ Archive)
John L. Hennessy,ジョン・L・ヘネシー,デイビッド・A・パターソン,David A. Patterson
翔泳社



思考する機械コンピュータ (サイエンス・マスターズ)
ダニエル ヒリス
草思社

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