Dr. Jason's blog

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専門分野の「調べもの」における google の効果

2005-07-18 | Informatics
 知り合いとのメールのやりとりで,いくつか化学的なことについて,確認のために調べものの必要が出た.

 早速 www.google.co.jp で検索してみた.

 例えば,「酸化還元電位」をひくと,一般向けの以下のような解説がみつかった.

  a) tarasawa さんによる「酸化還元電位とは」
  http://www.valley.ne.jp/~tarasawa/kankyo/denni.htm

  b) Akiyoshi さんによる 「deni,酸化還元電位図表」
  http://www.navi21.jp/dron/water/deni-table.htm

  c) ysugiura さんによる 「酸化還元電位」
  http://www.katch.ne.jp/~ysugiura/Jorp.htm

  d) 有限会社アルト(林薬局)による 「最新ディスカス飼育論」中の
  「・酸化還元電位(ORP:Oxidation Reduction Potential)という尺度」
  http://www.alto.co.jp/dk/2home/007.html
  「・生体にとって酸化還元電位が意味するところ」
  http://www.alto.co.jp/dk/2home/008.html

 a), b) は,図入りであり,とくに b) の図は判り易い.
 c) は 式で状態が定義されている.
 d) の「..尺度」の最後には,
  「酸化還元電位は測定対象がどのくらい酸化する、若しくは還元する能力があるか
   ということの尺度なのである。要は、測定対象がどのくらい好気的なのか、嫌気
   的なのかを表す尺度と思っていただければよい。 」
 と,非常に直感的かつ簡潔にまとめられている.

 また,インターネット上の「もちより草の根百科事典」ともいうべき,Wikipedia では
  「酸化還元電位 - Wikipedia」
 についての,(おそらく専門家の記述による)詳しい解説がある.


 数年なら,同じ情報を入手するには,図書館などで,複数の専門書や事典などを調べる必要があった.大きな図書館では,図書館での文献検索そのものに知識とノウハウが必要だった.また,調べた内容を比較するのも容易ではなかった.
 いまは,手持ちの参考書などが不十分でも,google で簡単に検索して,その結果を自分のコンピュータにファイルとして保存し,その内容を比較することも容易だ.

 英文で,科学に関することを検索する専門の検索エンジンもある.
  http://www.scirus.com/srsapp/


 15-6年前,ある専門分野について調べるため,丸善の本店の2階の洋書コーナーで,関係ありそうな本の索引を何冊も立ち読みして,どの本を買うか決めなければならなかったことが,大昔のことようだ.

 改めて,専門分野の調べものが便利になったものだと思う.
 
コメント
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