愛大将棋部雑記

日々の日記。いわゆる雑記。当番の人は書くよーに。書かないと・・・・(¬ω¬)ニヤリ

第104回中四国学生将棋大会 マキバオー振り返り

2021-11-26 01:31:46 | 雑記

こんにちは、まきばおーです。
巷では志摩って呼ばれたりバオーって呼ばれたり理事長って呼ばれたりしてます。もうなんでもいいです。

今回は2021年11月20,21,23日で開催された第104回中四国学生将棋大会(2021秋中四)について振り返っていきます。色々取り上げたい棋譜はあるのですが、準備がめんどくさいのでここでは細かく取り上げないことにします。
また運営関連についてもここではあんまり話さないので悪しからず。僕個人の将棋について雑に書いていきます。

 

20日 

団体戦A級第1局 対岡山大学 Yさん

Yさんは岡山大学の主戦力。
戦型は角換わり相右玉。初っ端から戦型がキモ・・・不毛すぎる。
ちゃんと相右玉の研究もしていたのですが、途中の手順を選び間違えたのと何か勘違いをしたっぽくて劣勢に。
しかし悪いなりに頑張って食いついてゴリゴリ攻めてたら途中で形勢が逆転。最後はちゃんと詰まして勝利となりました。
感想戦では「マキバオーさん右玉するって知ってたから~」と言われて初めてここで他人に棋譜を見られていることを実感。Twitter等ではあんまり戦型を言わないようにしてたので正直バレてるとは思いませんでした。
しかし勝ちは勝ち。チームも4-3勝ちなので危うく戦犯を踏むところでした。価値ある勝ち、なんちゃって。

 

団体戦A級第2局 対徳島大学 Kさん

徳大とは全体的に仲が良いので誰と当たるのかワクワクしてましたが、これまで対局したことのないKさんとの対局に。初手合いということもあり、Kさんも自分との対局を楽しみにされていたようです。これって・・・以心伝心・・・ッテコト?!
戦型はKさんの先手中飛車に対して角道不突き左美濃超速。銀冠にまで発展して持久戦調に。
途中の仕掛けとその前後はまずまず自信を持っていたのですが、終盤の入り口で失速。それを許してくれるわけもなく、その後は突き放されて負け。
チームも1-6で完敗。負けたけど戦犯ではないのでヨシとしましょう。悔しかったですが団体戦はスタミナ勝負なとこもあるので一喜一憂してる暇はありません。この負けで調子を崩さなかったのは敗戦を引きずりがちな僕にしては成長した所な気がします、知らんけど。

 

団体戦A級第3局 抜け番

ここでひと休み。大会前日まで運営準備をしていた僕は「つ゛か゛れ゛た゛~゛」と伸びをしてました。
正直抜け番中何をしていたか覚えてません。

 

団体戦A級第4局 対岡山理科大学 Kさん

岡理のKさんとは名前が同じなので一方的に親近感を持っていました。あんまし話したことないけど。
戦型は向かい飛車に対して左美濃。途中作戦負け気味かな?と思っていましたが、中盤の指しまわしで圧倒(した気になってる)。
最後は鋭そうな寄せで勝利となりました。
チームは6-1で完勝。うちの部長だけが負けてたので「なにしてんの~w」といじってました。

 

団体戦A級第5局 対島根大学 Tさん

戦型は陽動四間飛車?から右玉に組まれるやつ。こちらは雁木で対抗。
半分力戦系で手詰まり・千日手模様でしたが、後手番のこちらが端から無理やり打開。それが功を奏して端を突破して局面優勢に。
最後は2~3手スキで完勝。チームも5-2で快勝。

1日目はチームは3勝1敗。個人としても3勝1敗で上出来でした。

 

 

21日

団体戦A級第6局 対鳥取大学 Iさん

Iさんは鳥取のアマ名代表とのこと。鳥大エースのkisy氏と当たってしまうのを避けられたのはオーダーで一枚上手を取ったというところですが、こちらも強敵です。
戦型は居飛車早繰り急戦に対して雁木右玉。この戦型は何度も経験があって、ずっと右玉が攻められつづけてそれをどういなすかという将棋になるのが典型パターンです。
本対局も攻められ続けるやつになりそうと思いましたが、途中での緩手を的確に咎めることに成功。最後は相手の玉頭を押しつぶして完勝でした。
鳥大戦は五将戦が激アツで、愛大の部長が敗勢の局面から入玉。なんとか持将棋に持ち込んだか?と思いきやそれでは満足せず、最後は相手玉を的確に仕留めて素晴らしい逆転勝利をおさめていました。部長としての意地が感じられてすげぇなぁと思っていましたが、チームとしては3-4で惜敗。自分の仕事はしたので仕方ないです。

 

団体戦A級第7局 対広島大学 Fさん

Fさんは今大会で個人戦優勝候補のkisy氏を倒していて絶好調の様子。
戦型は雁木-矢倉。この戦型は大会中1回はあるだろうなと思っていてある程度研究していましたが、指している途中で「あれ?この構想面白そうじゃね?」と思い、中盤で指したことのない指し手を選び一気に手将棋へ。
少し形勢は悪そうだったものの中盤で細かい技を繋いで相手玉に食らいつき、必勝形にまで持っていきました・・・・・・がしかし、これで終わらないのがマキバオー。桂馬の打ちどころを勘違いしてしまい、たった1手で勝ちの局面を必敗にしてしまう始末。
正直自分でも呆れてしまうレベル(後輩にも同期にも先輩にも「マキバオー何してんのwww」と言われてしまう)でしたが、まあ僕らしいよなということであんまり気にしないことに。
チームは1-6で完敗。

 

最終結果はチームとしては3勝3敗で7チーム中5位。個人としては4勝2敗で団体戦を終えました。戦犯は踏んでないし勝利打点も取ってるし降級に絡むことはなかったし、まずまずかな?

 

個人戦本戦 香川大学Mさん

理事長権限で予選は免除。本戦はうちの後輩を倒してきた香川大学の強豪Mさんとでした。
戦型は角換わり相右玉(またか・・・)。まともな角換わりをやらせてくれ()。
先手番ということで中盤でイケイケに攻めていきましたが反動が大きすぎて劣勢に。しかし互いに秒読みに入っていたこともあってかMさんにも緩手がちらほら。
それをなんとか咎めることに成功し、最後は超手数の詰みを発見することができなんとか勝利をおさめることができました。

これでベスト16!
この対局後、他大学の同期に「(マキバオーって)そういう勝ち方めっちゃ多いよねw」と言われて、確かに過去の大会も上位に食い込んだときはこういう勝ち方してた記憶があります。
今大会も上位に食い込めるか・・・

 

23日

個人戦本戦 島根大学Sさん

気合を入れて臨んだ対局。戦型は四間飛車に対して銀冠。銀冠はプロ間でも多く指されていますが、自分にとっても対振りのエース戦法です。
お互いにしっかり駒組をして振り飛車からの開戦。居飛車側がお手本のような渾身の返し技を見せ相手の仕掛けを完全に咎めることに成功したと思いましたが、途中で捻った手を挟んだのが疑問手。
形勢が難解なまま終盤戦に突入しましたが、最後に相手の攻めを受け間違えたのが致命傷となってしまい勝負あり。

僕の最後の中四はベスト16で敗退となりました。

 

今大会個人戦は優勝候補と言われていた人たちがどんどんと姿を消していき、最終的に決勝に残ったのはこれまで大会経験の少ない2年生2人だったというのが驚きです。特に優勝したYさんは強敵が何人もいる厳しいトーナメントでも臆することなく横綱将棋で圧倒しており、その姿には貫禄すら覚えました。Yさん含め十傑戦中四代表の3人と王座戦代表の徳島大学には期待です。

個人的には昨年の大会時に「あいつソフト指しじゃね?」と陰で言われていたのを知っていて「ラスト中四で結果出してうるさい奴等黙らせて引退したらかっけ~な~」とか考えながら臨みましたが、そうするには少し物足りない結果でした。
負けたので説得力が無いのが悔しいですが、実績ない人が突然結果出したからって証拠もないのになんでもかんでもソフトっていう風潮やめた方が良いよ。せめてSNSとか記録の残るとこで言うのはやめような、ガキじゃないんだし。

 

と少し後味悪い終わらせ方もアレなので。

また卒業するときにも雑記を書くのかもしれないですが、とりあえずマキバオーの大学将棋はここで終わりです!

沢山の方と友達になれて、将棋も見違えるほど強くなれて、色々な経験をさせてもらえて、大学将棋には感謝しかありません。

 

学生将棋からは退きますが、将棋界にはまだまだ長いこといるので仲良くしてあげてください。

 

 

マキバオーでした、またね。