皆さんこんにちは、殿です。
中四国大会の報告を。オーダーなどの詳しい報告は部長がしてくれるでしょう。
筆者もいよいよ4回生。残された中四国大会は僅か2回(この数字が増えたり減ったりしてはいけない)である。
今回の舞台は広島であるが、ホテルは呉にある、。ホテルにチェックインしたのは10時くらいである。
朝はバスの運転手に騙されて0回戦負けの危機もあったのだが、タクシーで何とか間に合った。
1回戦、島根大学
相振り飛車で何とも言えないやり取りが続いていたのだが、指す手が分からず端に桂馬を跳ねたのが良くなかったようで不利な流れに。
しかし、飛車交換に応じてくれたことで攻め合いに突入。最後は金無双に小駒で食いついて勝利。
もう少し息長く指されていたら危なかったと思う。
桂馬は中央に使うべきであると再認識させられた一局。
チームは7-0で勝ち。全勝には驚いた。
2回戦、徳島大学
KKSで主導権を握る展開になり、そのまま大きなリードを奪う。
途中、踏み込んでも勝てそうな局面があったのだが、団体戦ということで手堅く指して完封勝ちを狙うことにした。
が、相手の飛車を抑え込み損なってしまい竜を作られてしまった。飛車が好きな筆者はテンションが大いにさがる。
その後は自身に駒を投入して竜を自陣から追い出すことにした。実際は駒得が大きいので竜を作られても問題はなかったのかもしれない。
最後は詰まして勝利。嫌なところもあったが、結果的には手堅く指せていた将棋だったと思う。
団体戦は早く勝つ手ではなく、負けない手を選ぶべきであると再認識させられた一局。
チームは5-2勝ち、やはり吉武君は強い。
3回戦、岡山大学
優勝を大きく左右する一戦。筆者の相手は岡大のエース伊藤氏である。
彼とは小学校からの付き合いである。過去の大会でも何度か対局している。高校では一緒に団体戦にも出た。
が、大学に入ってからはあまり対戦がない。ここは一つ愛大で培った実力を見せる時である。
戦型は筆者のノーマル四間対トーチカ。
この将棋は筆者も上手く指せていた気がするのだが、残念ながらそれは気のせいだったようで終盤の入り口では大分悪くなっていた。
以下も万策を尽くしたのだが、トーチカは堅かった。順当に押し切られて負け。
感想戦の結果、攻める前に自陣の整備にもう少し手を入れるべきだったようである。
伊藤君の強さを再認識させられれた一局。
チームも2-5負け。誠に残念である。
4回戦、香川大学
KKS対居飛車で本で大会前に本で勉強した手順を採用してみることにした。それは今も有力な手順と考えている
が、筆者の出来があまりに悪かった。中盤のミスが多すぎた。相手に一方的に攻められて敗北。
この将棋は大いに反省せねばならないだろう。今思い返しても本当にダメな将棋だった思う。
完敗だったがチームの勝敗には関係なかったのは幸い。団体戦の長所を再認識させられた一局。
チームは5-2勝ち。皆さんありがとうございました。
5回戦、広島大学
最後は1勝すれば他の勝敗に関わらず2位以上が決まるという事で、観戦することになった。
筆者は1回の春から団体戦はフル出場だったので、何となく不思議な気持ちになった。
対局中の部員は良い表情をしていて、とても頼もしく思えた。将棋部員が最も格好いいのはやはり対局中である。
チームは7-0で勝利。どの将棋も難しい戦いと思っていたので、全勝には驚く。部員の優秀さを再認識させられた一戦。
総括
最終成績は勝ち点4、26勝9敗で2位。西日本大会への出場を決めました。
優勝は逃しましたが、26勝というのは前回優勝した時の勝ち数(24勝)よりも多く、好成績と言えるでしょう。
ただ、岡山大の30勝は圧倒的でした。1試合平均6勝というのは驚異的な成績です。今後中四国の軸になることは間違いないでしょう。
このまま岡山大の時代に突入するのか、次の大会は重要なものとなると筆者は考えています。
長くなったので次回に続きます。次回の更新は少し先になるかもしれないので、雑記を更新したい人は構わず更新してください。