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クリスチャン歴18年、うつ状態歴27年をむかえたけど未熟or発展途上?悩み満載!生かされて感謝♪クリスチャンブログ。

BS朝日で見た映画「華の乱」より

2011年10月27日 | 私の好きな映画
先週・・・・かな~?
BS朝日を偶然つけたら私の大好きな映画「華の乱」が上映されていました。
まさかこの映画を地上波で見られるとは思っていませんでしたので、DVDは持っているのですが、思わずところどころ見てしまいました。
やはり、激しい映画だなあと思います。
ただ、残念なのは、かなり省略してあった事。
DVDを購入して良かった、と思いました。
しかし残念なのは、今購入可能なDVDでも「完全版ではない」という事です。
DVDのカバーの裏に描かれてある画像中に、DVDの中には無いワンシーンがあるのです。
完全版をどこかで見られたら良いなと思っています。
それでも、この映画を見られて本当に良かったし、DVDも購入できて良かったと思います。
私自身は、この映画はもっと高く評価されても良いと思っています。
そして、男性陣は大好きな石橋蓮司さんや故・松田優作さん、故・成田三樹夫さんが出演なさっているのは勿論なのですが、私はこの池上季実子さんがとても印象的で好きです。
池上季実子さん演じる、婦人記者の波多野秋子は最後に故・松田優作さん演じる有島健郎と情死を果たすのですが、もう最初からこの顔に死の影が映っているのが、非常に美しいと思いました。
特に大きな憂いを潜めた眼、そして、濃すぎるくらい塗っている紅の色がそう思わせるのでしょうか?




与謝野晶子演じる吉永小百合さんと一緒に見るとより対照的にそれがわかります。
故・深作欣ニ監督も、その辺は意図して作られたのではないかしらん?





冒頭のシーンは、松坂慶子さん演じる松井須磨子の恋人、島村抱月が死んで、狂ったように嘆き悲しむ須磨子を慰める会で、二人の芸妓を侍らして登場する秋子の夫・波多野春房(故・成田三樹夫さん)と有島武郎、与謝野晶子、波多野秋子が初めて一同に会する、愛憎の交錯のシーンです。



その後、狂ったように泣きながら須磨子は泣き叫び、最後には崩折れてしまいます。




倒れて意識が亡くなった須磨子を、急いで有島と沢田(石橋蓮司さん)が助け起し、その後有島が抱き上げ、沢田が道を作って須磨子を介抱するために立ち去ります。
真ん中の黒い燕尾服が、若い時の石橋蓮司さんです。奮い立つような良い男ぶりです。



その後、立ち去った三人を見送った波多野秋子は須磨子の自死を、ぽつり、と予言します。
「あの人、死ぬわ」と。
一番右の眼鏡の男性が、秋子の夫の春房です。
「君にそんなことがわかるのかね?」と嘲るように言うのですが、秋子の予言通り、まもなく須磨子は芸術座の舞台で首をくくって自死します。



この映画については、時間をかけて、ゆっくりとゆっくりと、お話していきたいです。

コメント欄に、オールシネマの「華の乱」の解説ページと、23年前にこの映画が私の心に焼きつくきっかけとなった、この映画を通して流れる主題歌「エリー・アーメリング」のシューベルト作曲「水の上で歌う」のyou tubeを貼っておきますので、ご興味のある方は、そちらもどうぞ。

オヤスミナサイ。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
映画・「華の乱」について (シズコ)
2011-10-27 21:18:45
オールシネマ「華の乱」→http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=150578

エリー・アーメリング。シューベルト作曲
「水の上で歌う」→http://www.youtube.com/watch?v=1RsnWvAN0Jw&feature=related
返信する
「水の上で歌う」の検索で (takataka)
2013-06-24 17:07:41
シューベルトの歌の中でも大好きなもの。

日本映画で使われていたとは知りませんでした。


返信する
takatakaさんへ (シズコ)
2013-06-24 23:41:54
初めまして、ようこそマイブログにいらしてくださいました。管理人のシズコと申します。どうぞよろしくお願い致します。20年以上前に見た「華の乱」が、何故こんなに私の心を捉えるのだろうという理由の一つに、この「エリー・アーメリング」が歌う「水の上で歌う」が非常に印象的だったからだと思います。故・松田優作が演じる有島健郎と、与謝野晶子演じる吉永小百合が、夢の中で愛を交わすシーンのBGMに使われています。先ほどtakatakaさんのブログも拝見しました。ぱっと目についた、この詩ですが、これは
町に雨が降るように
涙が私の心に降る
私の心にしみてくる
この物憂さは何だろう?                                                                                               ヴォードレーヌの「巷に雨が降る如く 我が心にも雨の降る」 の詩でしょうか?なんとなくそんな気がしてお尋ねいたしました。またゆっくり体調のよいとき、そちらにも伺わせてくださいませ。
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