ビギナークリスチャン♪シズコの縁側

クリスチャン歴18年、うつ状態歴27年をむかえたけど未熟or発展途上?悩み満載!生かされて感謝♪クリスチャンブログ。

記憶のリハビリ

2016年07月04日 | 日記
行く末は誰が肌ふれむ紅の花

(ゆくすえは たがはだふれん べにのはな)


松尾芭蕉 「西華集」




今、不安定な心の状態だけれど、それが少しでも解消出来たら良いなと思って書いています。

タイトルの「記憶のリハビリ」。日本語として適切なのかとても迷っています。実は「心のリハビリ」にしようかとも思ったのですが、「心」にすると、どうも自分の心にしっくり来ないのです。「記憶」でこのまま書かせて下さい。

今日もずっと辛いまま寝ていました。ほぼ3時に近い頃「このままじゃ苦しくて仕方が無い」と言う気持ちになって、母を誘って思い切って外出した。「何処に行くの?」と母に問われて「実はただとにかく外に出たいだけで、当ては無いんだ。でも一人で行くのが心細くてお母さんを誘った」と言ったら「じゃあ、天童の紅花祭りへ行こうか?」とのこと。天童市は山形から車で約30分の隣の市。思い切って母のナヴィゲーターで行く事にした。着いた先は、山の中の一面の紅花畑。


紅花と言うと高校時代何度も合唱曲「紅花抄」で歌った曲の中にあった、芭蕉のこの句を私は思い浮かべます。「行く末は誰が肌ふれむ紅の花」(ゆくすえは たがはだふれん べにのはな)松尾芭蕉の句。

紅花畑は山の中腹にあるので、立っていると、どっと自然が迫ってくるようである種の畏怖を感じる。この感覚は、20年以上前、小国町の基督独立学園高等学校に一人訪ねて行ったときの感覚。あの時もうつだった。真夏の日、さんさんと降る太陽の光と熱と、大自然の中を二時間散策したら、2ヶ月来なかった月経になった。不思議な体験だった。私の体が自然の一部になったのだと思う。


帰宅し、夕食後布巾を消毒していると、何か思い出す感覚がある。なんだろう?ああ、家庭科実習だ。


私は英語の教師として勤めていたが、臨時で家庭科を受け持った事がある。その時に調理実習をした。これは私も生徒達もとても楽しみだった。私はとても厳しい先生だった。作る時もそうだが、それ以上に後片付けを綺麗に済ませること、を生徒に厳命した。古い調理室だった事もあるが、生徒はよく従ってくれたと思う。正直に書こう。私は若い教師だった。そして私は愚かだった。授業で失敗して、生徒に謝って許してもらったこともある。私は愚かな教師だった。でも、本当に生徒達は素直だった。若かったので、何でも仕事を与えられた。捨て身でぶつかって行った。失敗して怒られた事など何回あったかわからない。でも楽しかった。生徒に「先輩」と間違って呼ばれ、卒業式の前に誰よりも早く一週間前から泣いていたのは私だし、卒業式当日も、卒業証書授与から、どぱーっと涙が溢れ出し、泣いたまま生徒を送り出し、保護者の方たちの謝恩会に出席した。保護者の皆さんからは「シズコ先生、ずっと泣いてるんだもよ~。いや全く。」と泣き笑いで言われた。私も「ごめんなさ~い。でも、淋しくて淋しくて、あーん!」と泣いていた。
卒業式後、出来たら校門の前で生徒達をとおせんぼして「行かないで~!」と叫びたかったのは私。そんなこともあった。


この頃私は25歳。全くうつ病では無かった。健康体そのものだった。


こう書くと、どーんと気持ちが落ち込んだ。でも事実。私は実は何歳で欝になったか、思い出したくない。思い出せるけれど、余りにその時が辛くて思い出したくない。でも、思い出してきた。次の学校に転校して私はうつと診断された。


これ以上辛い事を書くのは止めます。


私は、今日、洗い物をしていたら、生徒達と家庭科実習をしていて楽しかったことを思いだしたのに、辛い事を思い出してしまった。

でもこのブログを書いた事は後悔していない。ブログを書く前に、今日はこのことを書きたい、と思い、接続の悪いパソコンをなだめながら書いたからだ。そして一生懸命書いたからだ。

今、毎日なかなか起きられない辛い日々の中で、私は「記憶のリハビリ」をしているんだろう。辛かった事だけではなく、楽しかったことも私にはあったのだ。初めての教え子は10歳しか違わないので、今年で40歳になる。信じられない。今でもその生徒さん達と交流できるのは本当にありがたい。

今ふと、20代でピンク色のジャージを着て、生徒たちと一緒に走り回っている私、が、見えた。そうだ。そんなこともあった。朝6時から部活動に行ったこともあった。本当にいろいろあった。本当に。20代のその学校での思い出は、私の宝物。


でもね、うつになってからの学校生活も、辛くても、生徒達はいつも優しく接してくれました。もったいないくらいに。
このことだけは書いておきたいと思う。


なんだかわけが解らなくなったので、文章としてまとまりが無いですが、終わります。




紅花祭りの紅花。





























収穫した紅花。一抱え500円で売っていました。母が買って家に活けてくれました。母ありがとう。


















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