ブルーアガベ Blue Agave

健康エージの甘味料。9000年前からのメキシコの先住民からの贈り物。

ブルーアガベ産地報告2

2007-07-03 13:49:44 | ブルーアガベ入門
引き続き写真の説明をするが、ここではヒマドールたちが伐採していった区域をトラクターがピーニャをかき集めて生産工場まで運ぶトラックまで移動する農耕トラクターが彼方に見える。一個のピーニャを切るのに10分以上をかけているので、かなりの重労働だ。

イデア社の農場で働く親方のマヌエルは、同社で勤続10年の50代後半の人だ。イデア社が農薬や、化学肥料を使わない企業と云うことで働く職場としては、厳しい仕事ではあるが、汚染されていない環境なので、健康にも良いと云うことであり、とても喜んでいた。他のところで除草剤などを使っているところや殺虫剤を使っているところにいる人々はどのように考えているのだろう。ついつい、考えてしまった。

イデア社は、この業界ではいち早くフェアートレード認定を申請していると副社長のサボーンさんは話してくれた。フェアートレードの認定と云うのは、現地における従業員や仕事請負人に対する支払いについてだが、フェアトレードを認定する外部機関が従業員などの給与体系や仕事の条件をある程度規定するものであり、そこで敢えて業界で一番に大きいイデア社が、率先をしてフェアトレードを推進しているのは頼もしい。サボーン副社長はロハスのコンセプトには精通している人であり、世界を股にかけて売り込みの急先鋒に立ちながら、まさにロハス的な企業などに販売している中での、社の一つの大きな経営基準に仕立て上げた張本人だろう。

環境に良いことは、経験のある従業員の健康にもつながるだけでなく、化学肥料に依存することも無く、除草剤、殺虫剤を一切使わないことで土壌の質にも大きく良いインパクトを与え続けている。長い目で地球環境を考える農業をどんどんやってくれるこのような企業が増えてきて欲しいものだ。

ブルーアガベの産地報告1

2007-07-03 13:17:08 | ブルーアガベ入門
昨日から、世界で最大のブルーアガベ生産メーカーのメキシコのイデア社に来ている。イデア社は最近ではメキシコから対欧米輸出の90%の輸出量を誇っている会社であり、ブルーアガベの唯一の有機認定(有機JASも含む)を受けているところだ。ブルーアガベシロップだけに限らず、ブルーアガベから取れるイヌリンファイバーなどの生産でも最大手となっており、アメリカのヨーグルトや乳酸飲料のストニーフィールド社などに年間1000トンの輸出契約をしていると聞く。しかも、最近では、ナチュラル系のメーカーだけでなく、シリアルなどで有名なケロッグ社や、チーズで有名なクラフト社などアメリカでも最大手のところとの取引が始まっていて嬉しい悲鳴を上げているところだ。ブルーアガベは世界的なブームになってきており、この代替甘味料の成長率は驚異的だ。日本でもブームに火がつき始めていると聞いている。

今回は、連載でいくつのの記事を書きたい。その中で、ブルーアガベそのものについても書いていくことにしよう。今日の写真は、ヒマドールと云うブルーアガベを伐採している人たちのサポーターの人たちだ。何しろ、収穫されるブルーアガベのピーニャ(パインアップルのようなものを想像したら良い)は、平均で35キロもある巨大なフルーツなのだ。もちろん、固すぎてそのまま食べられるものではないのだが、ブルーアガベ(竜舌蘭)の葉っぱの切り落しから始まっていく。それを10人くらいの人間で一日のノルマとして約20トンかき集めて来ることらしい。重いものでは50キロほどにもなってしまうもの凄いものだ。単調な仕事のようだが、足下も悪いところで、かなり鋭利なコーアと云う道具を使い切り落としている姿は、ひと突き間違えば、足でも大怪我してしまうような、鋭い道具なのだ。

この変哲も無い写真を掲出したのは、まずは今日はイデア社のオーガニックの意味を書きたかったからだ。メキシコ人の人たちの後ろにある植物を見ていると、どれがブルーアガベなのかまず分かりにくいことを強調しておきたい。今後の写真でいろいろと見せていくが、何しろブルーアガベは雑草の中に隠れているようなものなのだ。畑では、雑草も無いところも見せてもらったが、それは他社のもので除草剤を使ったりしているものが多いと聞いた。つまり、有機認定を受けるからには、除草剤を使わう分けにもいかず、ほぼ7-8年もの間豊かの土壌のところでじっくり熟成をさせているのだと云う。しかも、一回収穫すると、その土地にはすぐにブルーアガベを植えずに、休耕をして、その後は他の作物を植え付けて、土壌の回復を待つこと2年もかけると云う。

この雑草の中に生えているブルーアガベの切り出しは葉っぱを切ったりしている上でもあり、足下が悪いだけに作業に手間ひまかかる訳だが、イデア社はオーガニック認定をもらうことを優先しており、このぼうぼうのままの中でブルーアガベが静かに収穫の時期を待っているのは、健全と云うほか無い。雑草に栄養分を取られる心配は無いのかと云う質問については、確かに栄養素は取られるし、後の作業には面倒だが、時間をかけてゆっくり生育させるところにもうちのブルーアガベには丸みが出るのだと云う返事をもらった。ゆとりの農業。自然のローテーションで、人工的な肥料を使い生長を速めようとしないイデア社の生産方針には感銘をした。

今日はあまりにも多くの情報をもらったので、この辺にしていくが、明日も引き続きイデア社のブルーアガベのことを連載していこう。夜は、テキーラで乾杯だった。大地のそのままの栄養をさずかったブルーアガベからできた有機テキーラの旨味はまた格別だ。

日本でドッグ・シャンプーに初登場

2007-07-01 01:03:26 | ブルーアガベ利用商品
私の住んでいるボールダーではペットのことをペットとは云わないで、アニマル・コンパニオンと言うように市が条例を出している。ペットと言ったからと云って罰金にはならないが、それだけアニマルコンパニオンの地位は高い。そのコンパニオンを大事にすることは、ロハスの思想に適っている。つまりコンパニオンとなると、単に家の防犯のために役に立つとか、子供遊びの「お相手」とか、自分が経済的な成功のシンボルとかと云うレベルで考えで、飼うのではないからだ。コンパニオンになる動物は、まさに自分と云う人間の反射鏡なのであって、飼い主の動向を見ながら生育するものだから、コンパニオンを見て飼い主の人間性さえも分かることが多い。甘やかせば良いと云うのではなく、そこにはきちんとした、人間と動物の間にも礼節は存在しなければならない。コンパニオンを一つの生命体としていかに大事に対応していくか、一緒に楽しむのか、悲しみのときのヒーリングの対象となってくれるのかコンパニオンとの生活は、まさにロハスだと思う。

日本でもペット用品がどんどん開発されてきているが、良いものもあるが、犬猫用のものとして機能面と低価格だけで買うと蚤対策はしてくれるが長期的に犬の健康を無視している商品が多いのではないだろうか。人間様に対してもパラベンなど発がん性が疑われている多くの原材料を使う訳だから、犬猫に対してならさらに手抜きをしているところも多いだろう。

本ブログの初期にも書いたが、ブルーアガベは水溶性が高く、蜂蜜などに比べると肌に馴染みやすい性格をしている。それに注目をした山形県鶴岡市のドッグトレーナーの方が、日本での有数の「ハーブ研究所」に依頼をしてペット用のシャンプを作らせ、発売に至った。このハーブ研究所は、有機やナチュラルなどの化粧品販売で有名なeyeco誌などにも製品を提供している、日本でも優れものの研究所だ。そこが何ヶ月にもわたり最良のオーガニック・ドッグシャンプーを作ると云うことで頑張られた結果がマンリー・オーガニック・シャンプーなのだそうだ。成分を見ていると、犬様だけでなく、もちろん人間様も大丈夫なもののようだ。原液に近い形で作っている結果、保存料を一切使わないで済むマンリー・オーガニック・シャンプーとなった。薄めながら、使っていく正しい使い方だ。

ラベルデザインなどは、とてもシンプル素朴な感じがする。それが高級ブルーアガベを使ったホンモノのシャンプだと云うことを多くに人に知らせたい。まさにコンパニオンに対しての気配りでこのようなやさしいシャンプーが大いに広まることを念願している。この件については、続報があれば、また掲出したい。

マンリーオーガニックのドッグシャンプを掲載しているオージードッグのサイト