定期試験一週間前で部活は一時中断。
試験後もすぐには本格的な活動ができないため、二週間以上のブランクができてしまうのは毎年のことではあります。何となく「拠り所」が見えかけていたのに、ちょっと手から離れるという感じに一抹の不安を感じますが仕方ありません。
明日は３月。でもまだまだ春なんて呼べない気温です。
部室から見える景色も実に寒々しい。
年が明けてから部員たちはそれぞれ（相変わらず手がけるものだけはたくさん）多くのモノを抱えて、右往左往。進んだかなと思ったら止まってしまったり。また走り始めたかなと思ったら、ちょっと違うかなというところに移動し始めたりの日々です。
止まってしまっているわけではないので良いのかなとは思うのですが、如何せん「原点」（立ち返るところ）が見えないことが多い。なので、顧問としては歯がゆい感じ。稚拙に言えば、じれったい。
放送のような発信者は、心の奥底に気概といった「原点」を持ち合わせる責任があるのだと思います。そこに年齢や経験は関係ありません。
ただ、「原点」という言葉は難しいですよね。私自身も問われてシンプルにこれぞと答えられるかと思う気もします。
「原点」の難しさは、この言葉が様々な文脈で使われるからではないでしょうか。その中で私たちが使うべき意味は、物事の出発点（なぜそれを伝えたいのか）であり、基準となる概念（このことはどうしても大切にしたい）です。
何か面白く伝えたいとか、カッコよく知らせたいとかは後の後のこと。何かそこに気持ちが行き過ぎてしまって結局自分が苦しくなっていくことが多い気がします。
シンプルにその「原点」を見つめなおす。このことは新たな視点を見つけることにも役立ちます。
なんて偉そうなことを書きましたが、先日、戦隊モノ（！？）制作に１年間携わっていたＯＧのＦさんからもらったメッセージで実は感じたことです。
