中殿筋

起始
上は腸骨陵と後殿筋線から、
下は前殿筋線にいたる間の
腸骨外側面と殿筋腱膜
停止
大腿骨大転子の外側面
機能
股関節外転
下肢伸展位では股関節内旋
神経
上殿神経
動脈
上殿動脈の深枝

医学書院
「図説筋の機能解剖」より

栄養不足によるうつのような症状

分子整合栄養学によると、栄養の不足によってうつのような症状がおこるそうです。
低血糖や鉄不足、亜鉛の不足、ビタミンＢの不足、タンパクの不足等によってもうつに似た症状がでることがあるそうです。こういうケースでは栄養療法でかなり改善するケースがあるようです。うつのような症状で薬や他の治療法で改善しない人も栄養療法を試してみる価値はあると思います。

ヘルス療術

先日、香取市の佐原から車で来院された患者さんがいたので、ヘルス療術の話題になりました。同じ香取市の小見川というところに腰痛やヘルニアを治す名人がいてもう85歳なのに予約は平日でも2週間まちとのこと。そんな上手いなら是非行きたいが、こちらもかなり忙しいし、そうとう悪くならないとそこまでいく気もなかなかおきないみたいな話をしました。
地元でもけっこう有名らしくこの患者さんも知ってました。
今度自分の腰がまずい時には行ってみたいですね。

脈でメンチカツがわかるのか

鍼灸学校の学生のとき治療に何回か通った麹町の二階堂先生は脈診のスピードがすごく早かった。
「はい、こんにちわ！」
と言いながら脈をとり
言い終わった時にはもう、
鍼を打っている。
「君長風呂好きだね！」
とか
「君、肉食べないでしょ、ダメだよ肉食わないと治らないよ！」
とか見たきたように自分の状態を当てて行く。
私は、驚いて同級生を何人か紹介したりしたものだ。
そのうち一人は、「君メンチカツ好きでしょ」と言われてびびっていた。
私には、脈でメンチカツはわからない。
修行は続きます。

関節と栄養の話

昨日は分子整合栄養医学協会主催の勉強会に行ってきました。
テーマは「関節と栄養」

関節の周りには滑液腔という、袋があってそのなかに滑液という関節の潤滑油みたいな液体が入っています。
この滑液の成分が

コンドロイチン硫酸
ヒアルロン酸
血漿由来の組織間液

だそうです。

コンドロイチン硫酸の材料になる
含硫アミノ酸（硫黄を含むアミノ酸）
は、動物性タンパク質にしか含まれないという話で、積極的に動物性タンパク質をとりましょうという話だったのですが、ここでちょつと疑問がもたげました。

たしかニンニクには含硫アミノ酸が含まれていたと記憶していたからです。
そこで休み時間に講師の先生をつかまえて質問したら、確かにニンニクやネギなど臭いの強い野菜に含硫アミノ酸が含まれているが、充分な量をとるのには、大量に摂取する必要があるとのことでした。
なるほど納得。

次回に続く
かもしれない

鍼灸名人との会話

私
先生の鍼は、どうして
こんなに効くんですか？

名人
わかりません

私
どうすれば鍼治療が
うまくなりますか？

名人
わかりません

私
鍼は、どこに打てば
よいのでしょう？

名人
効くところに打てば良いのです。

私が鍼灸学校を卒業したばかりの頃の実際あった会話です。
深いでしょー

栄養のすごさ

分子栄養学に基づく栄養療法を一か月半ほど続けていますがその効果に驚いています。

陰陽論に基づく食養生などより効果的だと思います。鍼灸の効きがいまひとつの人も栄養療法を併用すると驚ほど改善しますし、私自身の体感としてもこれは、絶体的におすすめです。確実に体が若返ります。すごいです。

私は、以前菜食主義だったこともありますが、今では菜食主義には反対です。絶体タンパク質を積極的にとったほうが若々しくいられます。

食生活に気をつけているのに一向に体調が改善しないかたはタンパク質の摂取を増やしてみてはどうでしょうか。

http://www.asahi-net.or.jp/~pd3k-itu/

カルシウムパラドックス

関節にカルシウムが付着して動きがわるくなったり、しこりをつくったりすることがあります。石灰化といわれる現象です。

こういう人はカルシウムが多いのかといえばこれは実は逆にカルシウムが少ないのです。

血中のカルシウムがたらないと骨からカルシウムが血中に出てくるのですが、こうなると今度は必要以上にカルシウムが血中に増えてしまきます。このカルシウムが今度は体の各部に付着してしまうのです。

だから、関節などが石灰化している人はカルシウムをたくさん取らないといけないのです。これをカルシウムパラドックスと言います。

これは、最近栄養学の勉強会に出て知りました。まだまだ勉強しなくてはいけないこと多いですね。

不妊治療のツボ

なんだか最近鍼灸で不妊治療をすることが流行っているようですね。

参考までに有名な中条流子孕みのツボを載せておきます。

これは自分の唇の長さを一辺とする正三角形を作ってその頂点をおへそにあてます。そして残りの二点のあたりにお灸をします。

下腹の奥まで温かくなるまでお灸を続けます。だからけっこう一ヶ所にたくさんお灸をしなければいけません。
お灸の数をけちると効果も薄いです。

もっとも子宮や卵巣に器質的な問題があればその治療が西洋医学的な優先されるでしょうし、明確に不妊の原因がわかっていれば産科などでそれなりの不妊治療をしているでしょうから、鍼灸治療するのは、産科で不妊治療していても妊娠しないとか原因不明の不妊症のかたでしょう。

こういうケースでは鍼灸治療を受ける価値は大きいでしょう。
例によって上手すぎる絵で申しわけありません。

あ、それから鍼灸院の門を叩くのは勇気がいるかたは薬局でせんねん灸を買ってやってみてはどうでしょうか。
百個入りで千円くらいで買えます。

他にも良いツボありますが、知りたいかたはご質問ください。

菜食主義は体に良いのか？

自分もかって菜食主義だったし、今でも患者さんで菜食主義の人を見たりするがどうにも必ずしも健康に良いとは思えない。全く肉食しないで健康そうな人もいるが不健康そうな人もいっぱいいる。玄米菜食していて肌が黒ずんでガサガサした感じの人もけっこういた。
菜食主義が体に良いかどうかは、その人の体質によるとしか思えない。タンパク質の吸収が悪ければ植物性の食品から充分なタンパク質をとることはできないだろう。
私の経験からいっても菜食主義の頃は貧血気味でふらふらしていた。血圧もコレステロ値ル値も低かったがとても健康的とはほど遠かった。そんなわけで私は、菜食主義には批判的だ。