ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

インフルエンザ感染症に抗生剤は有効か!?

2009年01月14日 18時34分49秒 | Weblog
 インフルエンザウイルス感染症に対して、抗生剤の投与は必要か?について異論が多々あると思います。実際体内でウイルスが増殖するのは2日間位でその後は急激に減少します。しかし、臨床的には発熱反応が3~4日は認められ、全身的な消耗や脱水が著明な例も認められます。喀痰培養では感染初日から1~2日は細菌は陰性ですが3~4日から混合細菌感染が認められる場合(20%弱)があります。特に高齢者や脳血管疾患後遺症、慢性呼吸器疾患を有する症例(ハイリスクグループ)ではその頻度が倍増し(40%前後)重症化し易くなります。ですから、予防的な意味も含め、マクロライド係抗生剤や呼吸器ニューキノロン製剤は有効であり、当院では3日目からは積極的に投与しております。まったくリスクがないグループでは必ずしも投与する必要はないかもしれません。臨床的には一旦解熱してから再度発熱を認める場合は二次細菌性肺炎を念頭に、精査および治療が必要であると思われます。ちなみにインフルエンザ菌という細菌も存在しており、その判定には注意が必要であります。お大事に・・・!!
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インフルエンザ驚異体感!

2009年01月08日 17時05分44秒 | Weblog
 昨朝より急に寒気がして体温を測ったら38.4℃あり、インフルエンザ簡易キットではA型陽性であった。それでも無理して診療をしていたのであるが、頭が回らず午前中で診療を切上げざるを得なかった。その後体温はグングン上がり39.6℃まで到達した。流石に”フラフラ”となり、急遽タミフル(75)を服用した。まる1日寝たであろうか?翌朝体温は38.2℃まで下がりかなり楽になった。いくらか食欲も出てきて桃缶と焼きソバを食べた。午後からは37.2℃まで急激に低下して若干頭痛と咳(痰)があるがかなり楽チンになった。小生はインフルエンザワクチンを1回摂取しているが、やはり不十分で2回摂取を御勧めします。タミフルはやはりかなり有効であり、可能であれば投与すべきでありましょう!
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新年始動!仕事始め!!

2009年01月05日 16時42分27秒 | Weblog
 当院では今日から仕事始めである。正月は仙台別宅で過ごしたが、あまり外出せずTV三昧であった。お陰で久しぶりに家族全員でゆっくり語り合い、食卓を一緒に出来た。それでもお目当ての福袋をゲットして、初詣を済ませてきた。仙台も大晦日から元旦にかけて大雪となり、正月福笑いゴルフどころではなかった。仕方なく、近くのパチンコに出かけたがあまり出ず、トントンであった。それでもお年玉を出さざる得ない立場であり、ばら撒いてきたが今年は少なくて済んだような気がする。さて、仕事始めの今日は2009年度のスタートでもあり、気合を入れるつもりであったが、テンシォンが上がらなかった。これから1週間かけて徐々に上げていくつもりである。インフルエンザの患者さんが1名診断され、そろそろ流行する兆しがあるが・・・?今年は新医療元年として改革スタートの年でもあると期待している!
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